心に刺さる英語スピーチ~PR発表会・パブリックスピーチの英語表現〜

心に刺さる英語スピーチ~PR発表会・パブリックスピーチの英語表現〜

パブリックスピーチは、有名人でなくても以外と多いものです。ブランドPRのためにイベントやマーケティング、または記者会見をするための心得を知っておいて損はありません。パブリックスピーチ以外にも、海外のビジネスパートナーや同僚とのコミュニケーションのヒントとしても役立ててください。

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記者会見・PR発表会・パブリックスピーチの英語表現

成功の秘訣は、「文化を考慮した形式とスピーチ」。挨拶のしきたり、スピーチの決まり文句、ユーモアなど、文化によって通例が違うものです。欧米の人が日本の家に上がる時には靴を脱いでもらうのと一緒で、外国でプレスコンファレンスを開く時は開催する国の文化を尊重してオーディエンスの心を捉えましょう。

まずは、当たり障りのないフレーズ(common phrases)を学んで自分のレベルをチェックしましょう。

冒頭の挨拶

Good day everyone, and a warm welcome to…
みなさん、こんにちは。そして…にようこそ。

Thank you all for joining us today.
本日お集まりいただいた皆様にお礼を申し上げます。

We are thrilled to announce that…
喜びとともにご報告申し上げたいことは…

協力者へのお礼

I’d like to begin by addressing…
まずはじめにお礼を申し上げたい方は…(アドバイザーやスポンサー)

My appreciation extends to…
さらに感謝したいのは…(関連企業や直接仕事をしたチーム)

Thank you very much for everyone being here.
ここにお集まりいただいた皆様にお礼申し上げます。

メッセージを伝える

一番大切な、メッセージを伝えること。英語でも「枕詞」のように、「この内容の前にはこのフレーズが使われる」というフレーズがあります。下記のフレーズを参考に、どういた流れでメッセージをストーリーにするかも構想してみてください。

Our journey started since…
私たちの旅は~から始まりました。

Our mission is to…
私たちの使命は…することです。

We thrive to…
私たちは~することに尽力します。

Our challenges are…
私たちの課題は~

Once we overcame the challenges,
私たちがその課題を克服した時には、

We grately appreciate your contribution to…
~に貢献していただき感謝いたします。

We have achieved…
私たちは~を達成しました。

I would like to emphasize that… 
特に強調したいのは…

We’re taking this matter very seriously.
この問題を重要視しています。

Our visioin is…
私たちの目標は…

Our future is…
私たちの将来は…

Q&A

最後に、Q&Aをスムーズにこなすのに役立つフレーズを見ていきましょう。Q&Aでは、答えにくいような難しい質問が来ることを予想して臨むのがベストです。もちろん、そんなに興味を持って質問をしてくれてありがとう!という気持ちを伝えるフレーズも必要になりますよね。

I appreciate your interest in this matter.
この点に対して興味を持っていただきありがとうございます。

That’s a great question.
とても良い質問ですね。

I’m glad you asked that.
その点に対してご質問いただき、ありがとうございます。

I’m sorry, I can’t comment on that at this time.
申し訳ありません。現時点ではコメントできません。

I don’t have the answer right now.
その質問に対する答えはありません。

Can you give me a few minutes to answer?
回答には少し時間を頂けますか?

I will come back to you on that.
後日お答えします。

As I mentioned earlier,
前述の通り、

I understand your point.
仰ることはわかります。

May I ask you to clarify what you mean by…
~とはどういった意味でしょうか?

In terms of …
~に関しては、

We have measures in place.
対策は講じてあります。

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格言を引用するテクニックでより伝わる英語スピーチを

「心に残るスピーチ」が人の心を動かします。あなたの会社が新しいブランチを海外に開いた時、PRコンファレンスで自社の製品や会社の理念を簡潔に、明確に話したいかもしれません。しかし、英語文化の人が「日本人のリリースは端的すぎて、箇条書きにしたメモをそのまま読んでいるようだ」と言う事は通説のようです。

英語文化の人はどういったスピーチをするのでしょうか?それは、全ての箇条書きのポイントを一つのストーリーとして数珠繋ぎにして伝えることです。全てのポイントが繋がっていれば、そのポイントを浮き彫りにするための面白いエピソードが人の心に残るでしょう。

そのようにストーリーを伝える効果的な方法として、CEOや関連者の言葉の引用(クオート)がPRリリースに使われる傾向があります。大統領演説では、自分と誰かとの対話を語り、自分自身の言葉を引用するなどのテクニックも使われています。自社の歴史や困難(challenges)、成長の軌跡(journey)をオーディエンスと共有し、心を動かすメッセージをストーリーにして伝えましょう。

スピーチで使える格言の例

格言の内容が自分の伝えたい事であることはもちろん、格言を言った人がオーディエンスにとって馴染みのある人、尊敬されている人だとより効果があります。

“Alone we can do so little; together we can do so much.” – Helen Keller
「一人でできることはほんのわずかです。でも、一緒にやれば、とても多くのことができるのです。」 – ヘレン・ケラー

“Your most unhappy customers are your greatest source of learning.” – Bill Gates
「最も不満を抱いている顧客こそが、最大の学びの源です。」 – ビル・ゲイツ

“You can’t look at the competition and say you’re going to do it better. You have to look at the competition and say you’re going to do it differently.” – Steve Jobs
「競争相手を見て、自分はもっとうまくやろうなどと言うことはできません。競争相手を見て、自分は違うやり方でやろうなどと言わなければなりません。」 – スティーブ・ジョブズ

“When Henry Ford made cheap, reliable cars people said, ‘Nah, what’s wrong with a horse?’ That was a huge bet he made, and it worked.” – Elon Musk
「ヘンリー・フォードが安くて信頼性の高い車を作ったとき、人々は『いや、馬で何が悪いんだ?』と言いました。それは彼がした大きな賭けでしたが、うまくいきました。」 – イーロン・マスク

“Success is not final, failure is not fatal: It’s the courage to continue that counts.” – Winston Churchill
「成功は最終的なものではなく、失敗は致命的なものではありません。大切なのは続ける勇気なのです。」 – ウィンストン・チャーチル

イメージに合った人(オーディエンスの国の歴史的人物など)の格言 (Quote)を探してみるのも良いですし、motivational quoteや、inspirational quoteなどを検索してみましょう。

格言の引用

“quote”の前に使えるフレーズをご紹介いたします。

I said to myself; “quote”
自分は心の中でこう言いました “…”.

I said; “quote”
私は言いました “…”.

Our CEO always says; “quote”
私たちの社長はいつもこう言います “…”.

There is a quote of Nelson Mandela; “quote”
ネルソン・マンデラ氏の言葉です “…”.

As it’s quoted by Confusious; “quote”
孔子の言葉にあるように “…”.

I would like to introduce a quote of Ghandi; “Quote”
ガンジーの言葉をご紹介したいと思います “…”.

どれを使ってもあまり違いはないので、自分の感覚に合った、言いやすいフレーズを選んでくださいね。

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まとめ

今回はたくさんのセンテンスを紹介させていただきました。交渉がどのように進むか読めない中でシミュレーションをするのは中々難しいかもしれません。しかし、日本語と英語を見比べて、表現の方法やニュアンスの違いに注目していただけるとビジネスライクな英会話のためのヒントが見つかるのではないかと思います。皆さんが英語を使うことで世界の市場で自由にビジネスができるようになるための参考にしていただけると嬉しいです。

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北澤のじ
歴史と文化と自由に興味を持ち、ヨガとキャンプとお酒を愛するDigital Nomad。通年20年、50か国以上での海外経験があり、南アフリカの市場調査、フリーランス通訳、英語塾経営を通して日本企業の海外進出、日本のグローバル化を応援しています。 通訳としては、社内通訳7年、フリーランス通訳8年の経験があります。20代にバックパッカーで世界を旅行していたら英語脳が作られ、大企業で同時通訳をさせてもらえるようになりました。アフリカ英語塾の塾長としてアフリカの講師と一緒に英語を教え、誰でも英語が喋れるようになることを伝えています。