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IRとは「投資家向け広報」のことを指し、他にも株主総会招集通知、株主議会議事録、有価証券報告書などの法定開示文書、ニュースレター、事業報告書などもIRに分類されます。
また、IRや財務の情報に必要な会計の知識などはもちろん、決算短信などの文書は株主や投資家が投資を行う際の重要な判断基準となるため翻訳間違いは決して許されない専門知識と正確性が求められる依頼です。
そのため、IR・財務の翻訳依頼を行うのであれば、専門知識と経験のある信頼できる翻訳会社に依頼することが重要です。
この記事では、IR翻訳に関するポイント・注意点を解説します。
IR分野の翻訳ならOCiETe IRがおすすめ!
OCiETeでは、ビジネスシーンで活用できるOCiETe翻訳だけではなく、さらに専門要素の強いIR分野に特化した翻訳サービス【OCiETe IR】を展開しています。
財務・会計・IR分野の専門知識を持ったプロ翻訳者のみが対応し、専門用語・技術用語なども含めて、伝えたいニュアンスを汲み取り、読み手が理解しやすくなる高品質の翻訳を提供します。
翻訳の対応範囲
OCiETe IRの翻訳サービスは主に下記の範囲に対応しています。
- 決算短信
- 有価証券報告書
- IR説明会資料
- 適時開示資料
- アニュアルレポート
- ESG報告書
- 株主総会招集通知
- コーポレート・ガバナンス
- 動画
そのほか、上記に記載していないドキュメントも対応いたしますので、まずはご相談ください。
IR・会計(財務)分野において翻訳が必要になるケース
IR・会計(財務)分野の翻訳では、以下のような書面やシーンで翻訳・通訳を行うことをおすすめします。
- 有価証券報告書
- 四半期報告書
- 有価証券届出書
- 内部統制報告書
- 臨時報告書
- 意見表明報告書
- 招集通知
- 英文開示
- 決算短信
- 随時開示資料
- コーポレートガバナンス報告書
- 決算説明会資料
- マニュアルレポート
- 統合報告書
- 株主通信
- 会社案内
- CSR報告書
- 統合報告書
- ファクトブック
- コーポレートサイト
- 新製品・サービスリリース
- プレスリリース
- 決算電話会議
- 電話取材
- 海外ロードショー
- アナリスト・機関投資家向けイベント
- 個人投資家向けイベント
OCiETeのオンライン翻訳サービスは、高いクオリティはもちろん、IR翻訳において大切な「機密保持」の体制も整えており、「三井住友海上」と提携している「情報漏洩保険」も締結しています。
機密保持・情報漏洩保険があることによって、依頼者様と翻訳者の両方が安心してサービスをご利用できます!
IRに関する文書翻訳で重要になるのは「正確性」
IR・財務分野の翻訳は、冒頭でも記載した通り、IR報告書、株主総会招集通知、決算説明会資料、財務諸表など多岐にわたります。
内容によっては、外部に漏らすことが許されないインサイダー情報を含んでいるため、翻訳元となる原文の取り扱いにも厳重な注意が必要です。
いずれも重要な情報に関連する書類が多く、正確な専門知識を持っていないと翻訳できず、難易度の高い分野とされています。
プライム市場に上場する企業にも英文開示を義務付け
2024年1月に、東京証券取引所は2025年3月からプライム市場に上場する全約1600社に重要情報の英文開示を義務付けすることを発表。
決算情報などから対象となり、日本文と英文の同時開示を求めることが決定。
参照:日本経済新聞|東証、25年に英文開示義務化 プライム1600社対象
IR翻訳はセキュリティ面にも注意
IRは機密重視の書類が多く、翻訳時のセキュリティ面にも注意しなければいけません。
IR翻訳は機密情報保持と共に、正確な翻訳を進めていくことが重要です。
正確に翻訳することは難易度によって差をつけるわけではありませんが、専門性の高い翻訳分野は誤訳や不正確な翻訳は避けなければなりません。
IR・財務・会計に関する情報の翻訳は機械翻訳だけに頼るのはNG
翻訳サイトやアプリ・ツールなどの精度は日々向上し続けていますが、懸念すべきなのは誤訳リスクだけではありません。
IR分野(財務や会計など)の翻訳文書は機密情報になるため、情報漏洩に関するリスクは徹底的に排除する必要があります。
機械翻訳では、ツールに入力した文書が必ず保護されているという保証はなく、漏洩リスクにつながる可能性もあり危険です。
機械翻訳は上手な使い方を理解した上で活用すべきです。
例えば機密情報に関わることはプロの翻訳者に依頼し、資料の見出しや資料送付時のメール文書の翻訳など、使い分けることでコストも抑えることができるかつ、さまざまなリスクを回避することができます。
IR翻訳を依頼する際に選ぶべき翻訳会社・翻訳者のポイント
IR分野を翻訳会社(翻訳者)に依頼する際、選ぶべき条件・ポイントがあります。
翻訳内容の専門性が高く、機密情報が記されている書面が多いため、慎重に翻訳会社を選ばなければ大きなトラブルになりえます。
大きな損失・トラブルを招かないために、ここからはIR・財務分野の翻訳依頼をする際に、選ぶべき翻訳会社の特徴・ポイントについて、解説します。
IRの分野に優れた翻訳者が在籍しているか
上記でも解説した通り、IRや財務情報などの高い専門性が必要になる翻訳では、対象の分野に対する深い専門知識を持った翻訳者への依頼が必須です。
- 金融機関
- 証券会社
- 経営アナリストなど
IR翻訳では上記のような経歴・経験があり、具体的な実績も積んでいる翻訳者が適しています。
また、IR翻訳を行う翻訳者は専門知識だけではなく、情報収集能力も必要です。
業界動向・企業情報を収集し国内外の経済情勢を理解し把握していることで、より正確な翻訳が可能になります!
スピーディー×高クオリティな対応が重要
IR・財務分野の発表・配信では「公開期日」という期限があります。期限通りに情報を公開する必要があり、期日に間に合わなければ信用に関わる重要な問題となることも。
IRに関する情報は期日ギリギリまで出揃わないことも珍しくありません。限られた日数・短い期間で完璧な翻訳を完成させる必要があります。
公開期日などといったIR特有の難点を解決していくには、「スピード」「クオリティ」といった2つの基準を満たしている翻訳会社に依頼することが大切なポイントです。
依頼前に作業(翻訳)の流れから完成までに必要な日数を確認しておくことをおすすめします。
翻訳の対応言語が多い翻訳会社がおすすめ
IR・財務分野の翻訳では、英語・日本語だけを翻訳すれば良いというわけではありません。
企業によっては、他言語の翻訳も必要になるケースも珍しくなく、どの言語で翻訳が必要なのかを把握しておく必要があります。
対応言語の範囲は翻訳会社によって異なり、翻訳してほしい言語に対応しているか依頼前に必ず確認してください!
さらに、翻訳会社に依頼する際には、IR分野の翻訳が可能かどうかを確認しておくのがお勧めです。
多言語で依頼する際、同じ翻訳会社に依頼することで、機密性保持や言語間の表現統一などにつながります。依頼する翻訳会社は、できるだけ一社に絞ることがおすすめです。
機密情報保持・情報漏洩の防止体制が整えられている
IR・財務の内容は、企業にとって非常に重要な内容が記載されています。翻訳依頼を行う際には、確実に機密情報を保持してもらえるかを重視しましょう。
翻訳会社を選ぶ際に、どんなセキュリティ対策を実施しているか、機密情報はどのように扱っているか、などについて必ず確認しておくことが大事です。
まとめ
この記事では、IR・財務分野に関する翻訳のポイント・注意点・依頼すべき翻訳会社の特徴などについて解説しました。ここでのポイントは以下の通りです。
- IR・財務分野に関する翻訳はとにかく「正確性」が大切!
- 専門知識がある翻訳者じゃないと正確に翻訳することは難しい
- 質・スピードともに柔軟な対応力のある翻訳会社に依頼すべき
あらゆる翻訳分野の中で、比較的専門性・難易度の高いIR分野の翻訳ですが、適切な翻訳会社・翻訳者に依頼することで、翻訳に関する問題を解決できます。
IR・財務分野に関する翻訳依頼は、専門知識がある翻訳者が多数登録し、柔軟性に長けるOCiETeへの依頼を検討してみてはいかがでしょうか?
OCiETeでは、翻訳だけではなく1時間〜依頼が可能なオンライン通訳の依頼も受け付けております。発表会や会議で通訳が必要という方もお気軽にお問い合わせください。
IR情報を英訳する動きが年々増加しており、上場企業割合は、2022年末時点で6割、プライム市場では9割以上の企業が実施しています。