AIの発達が著しい現代、手軽に利用できるアプリや翻訳機などによる機械翻訳の性能は著しく向上し、日常で使うには十分な機能を兼ね備えてきています。しかし、ビジネスシーンにおいてはどうでしょうか。
会社の未来が決まるといっても過言ではない商談などの重要なシチュエーションにおいて、専門的な難易度の高い言語やその場の状況に応じたデリケートな言い回しなど、通訳には高い専門性とスキルが求められるため、まだまだ機械翻訳が通訳者に代わって通訳をおこなうのは難しいと言えます。
では、実際に通訳への依頼が必要になったとき、どのように通訳者を選んで依頼をすればよいのでしょうか。ここでは、通訳依頼をする際に知っておくべき、通訳者の探し方、シーンに合わせた通訳の種類、料金相場と通訳料金の決まり方などについて解説します。
通訳の3つの頼み方
実際に通訳が必要になったとき、依頼先にはどのような選択肢があるのでしょうか。
ビジネスで通訳を依頼する方法は、大きく「通訳エージェント(派遣会社)」「オンライン通訳サービス」「フリーランス通訳者への直接依頼」の3パターンに分けられます。それぞれの特徴とメリット・デメリットを理解し、自社の目的や予算に合った依頼先を選びましょう。
通訳エージェント(派遣会社)に依頼する
専門の通訳会社(エージェント)に依頼する方法。要望を伝えるだけで、豊富な通訳者ネットワークの中から案件に最適な人材を選定・提案してもらえるため、通訳者探しの手間がかかりません。
専門分野や実績を踏まえたマッチングはもちろん、日程調整や契約手続き、当日のトラブル対応までを一貫してサポートしてもらえるのが最大のメリットです。急な欠員が出た場合も、代替の通訳者をすぐに手配してもらえるなど安心感の高さが魅力といえます。
一方で、個人へ直接依頼する場合と比べると仲介料が上乗せされる分、料金はやや高くなる傾向があります。品質やサポート体制を重視し、依頼にかける手間を減らしたい場合におすすめの方法です。
オンライン通訳サービスを利用する
Web会議システムなどを通じて、オンラインで通訳者に依頼する方法。通訳者が現地に出向く必要がないため、移動時間や交通費・出張費がかからず、派遣型の通訳と比べて料金を抑えやすいのが特徴です。
また、1時間単位など短時間から依頼できるサービスも多く、必要な時間だけピンポイントで利用できる点も魅力です。商談や会議、社内ミーティングなど、通信環境さえ整っていればさまざまなシーンで活用でき、遠方の拠点や海外との会議にもスムーズに対応できます。
一方で、現地でのアテンドや対面での細やかなサポートが必要な場面には不向きな場合もあるため、利用シーンに応じて派遣型と使い分けるとよいでしょう。
オンライン通訳サービス「OCiETe(オシエテ)」なら、1時間単位から質の高い通訳者に依頼できます。
フリーランス通訳者に直接依頼する
クラウドソーシングサービスやマッチングサイトなどを通じて、通訳者個人に直接依頼する方法。仲介会社を挟まない分、料金を抑えやすいことに加え、希望するスキルや条件を自由に設定して依頼できる点がメリットです。
過去に依頼した実績のある通訳者であれば、社内の事情や業界特有の用語への理解も深く、スムーズなやり取りが期待できます。一方で、通訳者を自分で探して実力を見極める必要があり、複数の案件を掛け持ちしている通訳者の場合は、希望する日程で依頼を断られる可能性もあります。
契約内容の確認やキャンセル規定の取り決めなど、依頼側での管理・調整の手間がかかる点には注意しておきましょう。
通訳を依頼する前の確認リスト
通訳をスムーズに依頼するには、問い合わせ前に必要な情報を整理しておくことが大切です。以下のポイントを事前にまとめておくと、依頼先とのやり取りが格段にスムーズになり、的確な提案や見積もりを受け取りやすくなります。
- 対応言語(何語から何語への通訳が必要か)
- 通訳の目的・利用シーン(商談、会議、アテンドなど)
- 通訳形式(同時通訳/逐次通訳/ウィスパリングのいずれか。迷う場合は依頼先に相談を)
- 日時・所要時間・開催場所(対面かオンラインか)
- 専門分野の有無(医療、法律、金融、ITなど専門知識が必要か)
- 参加人数・規模
- 予算感・希望条件
- 守秘義務(NDA)の要否
- 事前に共有できる資料の有無
通訳を手配する時の手順


実際に通訳を依頼する際は、どのような流れで手配を進めればよいのでしょうか。ここでは、通訳の目的を明確にする段階から当日の対応、依頼後のフォローまでを10のステップに分けて解説します。
①通訳の目的・利用シーンを明確にする
まず整理すべきは「何のために」「どのようなシーンで」通訳を利用するのかという目的です。商談を成功させたいのか、講演の内容を正確に伝えたいのか、あるいは来日するゲストをおもてなししたいのかによって、求められる通訳のスキルや適した通訳形式は大きく変わります。
目的があいまいなまま依頼を進めてしまうと、実際のシーンに合わない通訳者がアサインされてしまったり、当日になって「思っていた対応と違う」といったミスマッチが起きたりする可能性があります。最初のステップで目的とシーンを明確にしておくことが、その後の依頼先選びやコストの検討をスムーズに進めるための土台になります。
②必要な言語・通訳形式を決める
次に、何語から何語への通訳が必要かという言語の組み合わせと、同時通訳・逐次通訳・ウィスパリングのいずれの形式を利用するかを検討します。大規模な国際会議やシンポジウムでリアルタイム性が求められる場合は同時通訳、商談やアテンドなど比較的少人数のシーンでは逐次通訳やウィスパリングが向いています。
同時通訳は専用のブースや機材が必要になるため、会場の設備状況もあわせて確認しておきましょう。どの形式を選べばよいか判断が難しい場合は、無理に自分たちで決めようとせず、依頼先の通訳会社やサービスに相談すれば、シーンに応じた最適な形式を提案してもらえます。
③通訳の必要時間・日程を整理する
通訳を依頼する日時と、どのくらいの時間が必要かを整理します。派遣型の通訳は1時間単位での依頼を受け付けておらず、半日または1日単位でのみ依頼できるケースが多いため、実際の対応時間だけでなく拘束時間全体で料金が発生する点に注意が必要です。また、通訳者の移動時間や会場までの交通事情によっても、必要な拘束時間は変わってきます。
オンライン通訳であれば1時間単位から依頼できるサービスもあるため、短時間だけ利用したい場合はオンライン形式もあわせて検討するとよいでしょう。日程に余裕を持って依頼することで、希望する通訳者を確保しやすくなります。
④依頼先のタイプを選ぶ
通訳の依頼先には、通訳エージェント(派遣会社)、オンライン通訳サービス、フリーランス通訳者への直接依頼という3つの選択肢があります。品質やサポート体制を重視するなら通訳エージェント、コストを抑えつつ手軽に依頼したいならオンライン通訳サービス、費用を最優先したい場合はフリーランスへの直接依頼というように、それぞれの特徴を踏まえて選ぶことが大切です。
特にビジネスの重要な場面では、通訳の質が商談や会議の成果に直結するため、価格の安さだけで依頼先を決めないよう注意しましょう。迷った場合は、複数のタイプに問い合わせて比較検討するのもひとつの方法です。
⑤複数社に問い合わせて見積もりを取る
依頼先の候補が決まったら、複数の会社やサービスに問い合わせて見積もりを取りましょう。いわゆる「相見積もり」を取ることで、料金相場だけでなく、対応範囲や含まれるサービス内容の違いも比較できます。
見積書を確認する際は、通訳料金そのものだけでなく、交通費や出張費、準備費、キャンセル料などが別途発生するかどうかもあわせてチェックすることが重要です。後から想定外の追加費用が発生してトラブルにならないよう、見積もりの内訳はできるだけ細かく確認しておきましょう。
OCiETeの料金プランは、こちらからご確認いただけます。
⑥通訳者のスキル・実績・専門分野を確認する
見積もりとあわせて、実際に対応する通訳者のスキルや実績を確認しましょう。語学力だけでなく、依頼したい分野(医療、法律、金融、ITなど)での通訳経験や、過去に対応した案件の実績があるかどうかは、通訳の質を左右する重要なポイントです。
特に専門性の高い案件や、失敗が許されない商談・会議などでは、通訳者個人のプロフィールだけでなく、過去の案件実績を踏まえて紹介してもらえる依頼先を選ぶと安心です。実績の公開に積極的な依頼先は、それだけ自社の通訳者への信頼度が高いと考えられるため、選定時の判断材料のひとつにしましょう。
⑦通訳者を選定・契約する
候補となる通訳者が決まったら、正式に契約を締結します。契約時には、キャンセル料の規定や追加料金が発生する条件について、必ず事前に確認しておきましょう。多くの通訳会社では、実施日の数日前から前日にかけてキャンセル料が発生する規定を設けています。
また、商談や経営会議など機密性の高い内容を扱う場合は、守秘義務契約(NDA)の締結が可能かどうかもあわせて確認することが大切です。契約内容をあいまいにしたまま進めてしまうと、後々のトラブルにつながりかねないため、書面でしっかりと取り決めをしておきましょう。
⑧事前資料を共有する
通訳者に質の高い対応をしてもらうためには、事前の情報共有が欠かせません。会議のアジェンダやプログラム、発表資料やスライド、登壇者の氏名や役職、専門用語集や社内用語のリストなど、当日使用する資料はできるだけ早めに共有しましょう。
通訳者がどれだけ専門知識や語学力を持っていても、その場の背景や意図を知らないまま質の高い通訳を行うことは困難です。資料がまだ確定していない場合は、ドラフト版や当日の流れが分かるメモだけでも共有しておくと、通訳者の事前準備の助けになります。
⑨当日の通訳を実施(サポート)する
通訳業務当日は、依頼側も通訳者に任せきりにするのではなく、スムーズに進行できるようサポートする意識を持つことが大切です。開始前には集合場所や進行の流れについて簡単な打ち合わせの時間を設け、当日追加で必要になった資料があればその場で共有しましょう。
逐次通訳であれば話すタイミングの調整、同時通訳であれば機材との連携など、通訳形式によって当日の立ち回りも変わってきます。事前の準備がしっかりしているほど、当日のトラブルを防ぎ、通訳者も実力を発揮しやすくなります。
⑩終了後のフィードバック・お礼・支払い手続きを行う
通訳業務が終了したら、資料の回収や当日の対応についての確認を行いましょう。通訳者のパフォーマンスに満足した場合は、労いの言葉やお礼を伝えることも大切です。また、依頼先の会社や通訳者に今後の改善点や評価をフィードバックしておくと、次回以降により自社に合った通訳者を提案してもらいやすくなります。
最後に、見積もり内容に基づいた請求書を確認し、支払い手続きを行って一連の依頼は完了です。今後も継続して通訳を依頼する可能性がある場合は、良好な関係を築いておくことで、次回の依頼もスムーズに進められるでしょう。
通訳を選ぶ時のコツ
通訳の依頼には、以下の2つのコツをおさえておきましょう。
得意な分野・通訳経験を確認する
通訳の依頼には「あなたが利用したいシーンに必要な通訳のスキルは何か」を見極めることが重要です。
通訳する時に必要な専門知識を持っている通訳者なのか、通訳の手法は何に対応できるかは必ず確認が必要です。
通訳の手法としては大きく分けて3種類(同時通訳、ウィスパリング、逐次通訳)あるため、依頼を検討している通訳者が対応できる手法は何かをまず確認しましょう。
また、過去にその専門分野を必要とする業種への勤務経験やその分野での通訳経験があるかどうか、実務経験も確認のうえ判断しましょう。
難易度の高い通訳ほど高額なので派遣とオンラインを使い分ける
同時通訳・ウィスパリングは難易度の高い通訳のため、通訳者の負担が大きく長時間の対応ができず金額も高くなりがちです。
また、高度な専門知識が必要な通訳を依頼する場合も同様に、通訳料金は高くなります。
しかし、シーンによってはどうしても同時通訳ができる通訳や、専門知識を持った通訳が必要なときもあるため、料金をおさえたい場合はオンライン通訳を選択する手段があります。
どうしても現場同行してもらう必要がある場合は派遣通訳、それ以外で通信環境に不安がない環境での通訳であればオンライン通訳を利用するといった具合に使い分けることで、必要なシーンで必要な通訳を利用でき、料金も安くおさえることができるのでおすすめです。
派遣通訳・オンライン通訳の賢い使い分け術については下記の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
通訳を依頼する際に知っておくべき通訳の基本知識と料金


通訳を依頼する前には、まず通訳が必要になるシーンと依頼する通訳形式を把握しておくことが大切です。
ここからは、ビジネスシーンにおいて通訳が必要になるシチュエーション、適切な通訳形式を解説します。
通訳の依頼が必要となるシチュエーションは大きく4つ
ビジネスにおいて通訳への依頼が必要になるのは、以下のような場合が考えられます。それぞれのシチュエーションにおける通訳の役割について解説します。
商談
会社の商品やサービスについて海外の会社に対し商談を行う際、重要な役割を担うのが通訳です。
通訳者には、交渉にあたる際の正確な言語のセレクトと細かなニュアンスを読み取り伝える能力、そして契約に必要な専門用語の知識と商談をスムーズに進めるために会話を止めずに伝えるスピード感など、あらゆる面において高いスキルが求められます。
アテンド・会食
海外からの大切なお客様をおもてなしする際にも、双方のスムーズな会話のキャッチボールはとても重要となります。
双方がストレスなく会話ができるよう、瞬時に最適な言葉を選び会話を成立させていくスキルが必要です。
展示会・説明会
会社の商品を販売するための展示会や、株主にむけた株主総会・会社説明会など、多くの人に対してプレゼンテーションする場においても通訳への依頼需要が増えてきています。
会社や商品の魅力をしっかりと伝えるためには、より細かで正確な説明が必要であり、いまやグローバルに商品展開を行っていくうえで通訳は欠かせない存在といえます。
国際会議、シンポジウム
政治会談や学術系のシンポジウムなどでも、専門性の高いスキルをもつ通訳が求められます。
政治会談では誤った言葉で通訳をおこなってしまうと、場合によっては国同士の関係性を壊す可能性もあるため、とても責任のある役割を担うことになります。
このように、通訳はただ言葉をそのまま訳して伝えればよいというものではなく、その時その時のシチュエーションにあわせて目的をしっかりと理解し、正確な言語セレクトと知識を持っていることが求められます。





通訳を依頼するときには、具体的にどんなシチュエーションでどのような知識を兼ね備えている必要があるかをしっかりと確認をすることが大切です!
通訳を選ぶポイントが分かれば料金も安くおさえられる
グローバル化が進んでいる今、の通訳をビジネスで利用する機会は年々増えてきています。





すでに何度も依頼したことがある場合や実績のある通訳者を知っているならともかく、通訳者を選ぶには何を基準にすればいいか戸惑う方も多いのではないでしょうか?
通訳を選ぶには知っておくべきポイントがあり、それを知ることで必要な通訳スキルを持った通訳者が選べます。
通訳は対応するシーンや相手のレベルにあわせることが重要
通訳はビジネスのさまざまなシーンで利用されています。
例えば、送迎やアテンドなどの比較的簡単な通訳から、重要な会議の場に必要な通訳など、シーンによって必要な通訳スキルが変わってきます。
少人数で実施される業務締結など重要な交渉の場でスムーズなやり取りを行うには、通訳が即座に話者の会話内容を通訳して相手に伝える必要があります。
シーンによってはスピードよりも時間をかけた方が良い
新人のための研修などに必要な通訳は、ある程度時間を使って説明内容を意訳してわかりやすく正確に伝えることが必要な場合もあるでしょう。
一言に通訳と言っても、対応シーンや相手によって選択しなければいけない通訳の種類や方法が変わってくるため、どのようなシチュエーションで通訳を利用したいかをしっかりと整理して、スキルの合致した通訳者を選ぶことが重要になってきます。
OCiETeのオンライン通訳なら、1時間単位での依頼が可能
派遣型の通訳は、1時間単位での依頼はうけておらず、半日または1日単位での依頼しかできないため(移動時間も派遣の拘束時間に含まれるため)料金は高くなりがちです。
その点、オンライン通訳サービス「OCiETe(オシエテ)」は、オンラインですべて完結でき1時間単位から依頼ができるので、実際に稼働した料金だけでビジネス向けの精度の高い通訳を利用できるのが強みです。料金体系もシンプルでコストも抑えることができます。
必ず現地での通訳が必要というケースは意外に少なく、オンライン通訳を駆使すれば効率よくビジネスを進めることも可能です。
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これからますますビジネスも国際化し、通訳の需要が高まっていく上で、高いスキルをもった通訳の存在はとても重要となってきます。





しかし通訳を依頼する際の料金はとても高く、また派遣する場所によっては求めるスキルを兼ね備えた通訳に依頼をすることが難しい場合も…
そんなとき、オンライン通訳なら、場所を選ばずに通常の通訳に依頼するよりもかなり料金をおさえて依頼をすることが可能となります。
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通訳を依頼する際に知っておくべき通訳の基本知識と料金のまとめ


通訳を依頼する際に知っておくべき基本知識や通訳の種類、そして料金相場について解説しました。
通訳を依頼する際のポイントは、下記となります。
- 通訳を依頼するときは、そのシチュエーションにあわせた通訳形式で依頼をすること
- 通訳者の依頼は、専門性や移動距離によって依頼料金が大きく異なるので注意すること
- オンライン通訳サービス「OCiETe」なら便利かつ高いコストパフォーマンスでスキルの高い通訳者に依頼ができる
通訳を依頼する際には、利用するシーンや通訳方法をしっかりと確認したうえで、必要な高いスキルをもった通訳者に依頼をすることが重要です。
オンライン通訳サービス「OCiETe(オシエテ)」なら、高いコストパフォーマンスで、専門性を兼ね備えた通訳者が必ず見つかります。
















これを読むことで通訳を依頼する際に必要な、通訳の基本的な知識や料金について知ることができ、オンライン通訳を活用するメリットがわかるのでぜひ最後までご覧ください。