業務委託の通訳者を探す方法とは?効率的に探す方法と依頼時の注意点を解説

業務委託で最適な通訳者を探す方法とは?効率的に探す方法を解説

ビジネスのグローバル化が年々加速し、通訳の需要が伸び続けています。

海外市場のリサーチから海外企業との商談、社内外国人スタッフとの会議など、通訳者が必要となるシーンは少なくありません。

しかし、単に通訳が必要と言っても業界特有の専門用語の理解やサービスに対する知識も必要です。

こうしたことを踏まえ、即戦力となる通訳者の確保するには「業務委託」として依頼することが選択肢の1つです。

この記事では、業務委託として通訳者を迎え入れる時に知っておきたいポイントや注意点、自社にマッチした通訳者を探す方法などについて解説します。ぜひ最後までご覧ください。

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最適な通訳者を見つける方法

最適な通訳者を見つける方法-2

最適な通訳者を見つけるためには、以下の方法がおすすめです。

最適な通訳者を探す方法
  • 通訳のスキルレベルを明確にする
  • 通訳者の専門分野を決定する
  • 通訳者の経験や資格を確認する
  • 依頼費用を予め決めておく

通訳には、一般的な会話の通訳から専門的な業界用語まで、様々なスキルレベルがあります。企業が必要とするスキルレベルを明確にすることで、適切な通訳者を見つけることができます。

さらに、どんな通訳が必要なのか・どんな経験を求めているのか、など通訳者が持つスキル+経験や実績なども設定しておけば、必要な通訳者像を可視化できます。

通訳者を探すときには通訳コーディネーターに相談することもおすすめ!

通訳者を探す際、通訳コーディネーターに相談することもおすすめです。

通訳者を探す方法は、クラウドソージングや通訳会社・エージェントを利用することが基本的な選択肢となります。

通訳会社(エージェント)では、専属コーディネーターが通訳業務以外のサポートも行ってくれます。

これは、依頼中だけではなく、企業にとってどんな通訳者が必要なのか、どんな資料が必要なのかなど、あらゆる面でのサポートです。

ニーズを聞き出し洗い出した通訳コーディネーターは、通訳する目的に合わせて、最適な通訳者を見つけることができます。

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通訳業務委託とは?

通訳者の業務委託とは、企業が専門的な通訳スキルを持つ人材に業務を委託することです。

多言語コミュニケーションが必要なビジネスシーンでは、通訳者は非常に重要な存在と言えます。

「スポット的に依頼したい」「通訳業務のみに参画してほしい」といったニーズでは、通訳者を正社員として雇用・採用することは難しいでしょう。

短・長期問わず、一時的な通訳ニーズがある場合などには、通訳業務委託が有効な選択肢となります。

通訳者の採用は外注依頼か雇用どちらが最適なのかを解説

通訳者を業務委託として依頼するメリット

通訳者の業務委託依頼で得られるメリットは以下の通りです。

  • 専門的なスキルを持つ人材に手軽に依頼できる
  • 柔軟な人員配置が可能
  • 無駄なコストを省くことができる

専門的なスキルを持つ人材に手軽に依頼できる

通訳者は、言語能力や専門知識が必要とされるため、企業にとっては採用や育成が難しい人材です。

しかし、業務委託として依頼することで、必要な時に専門的なスキルを持つ通訳者を手軽に利用することができます

柔軟な人員配置が可能

業務委託として依頼すれば、一時的なニーズに対応するだけでなく、プロジェクト毎に通訳者を柔軟に配置することができます

例えば、短期間のイベントや海外出張、外国人社員の研修などの限定的なシーンのみの依頼も可能です。

無駄なコストを省くことができる

社内人員として雇用(採用)する場合、社会保険や福利厚生など通訳費用以外のコストが発生します。

通訳業務委託を利用することで、これらのコストを削減することができ、単純な通訳費用だけで依頼することができます。

さらに1つ目のメリットでも挙げた通り「人材育成」にかかる時間とコストをカットすることも可能です。

ある程度のキャッチアップは必要になる場合もありますが、プロレベルのスキルを持った通訳者に依頼できれば、通訳に関するフローやポイントをおさえて、業務に携わってもらえます。

内製力を強化したいと考える企業も多いですが、業務委託は単発依頼だけではなく長期的に依頼することも可能です。
即戦力を育成コストなしで迎え入れられることは大きなメリットとなるでしょう。

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通訳者の業務委託で注意すべきポイント

ここまで通訳者の業務委託に関するメリットを解説しましたが、注意すべき点もあります。

業務委託の通訳者に依頼する際は、以下のポイントを理解しておきましょう。

  • 委託先の選定が重要
  • コミュニケーションを疎かにしない
  • 依頼内容の明確化

委託先の選定が重要

通訳の業務委託では、委託先の選定が非常に重要です。委託先の通訳者が、言語能力や専門知識、マナーなどが適切であることを確認する必要があります。

例えば、英語通訳が必要になったとき、英語スキル(TOEICやTOEFLなど)だけで判断してはいけません。

通訳をしてほしい分野や業界に関する専門知識を持ち合わせた通訳者・通訳会社に依頼すべきです。

通訳者の専門性や経験、実績、言語スキルなどを考慮し、最適となる通訳者を選びましょう。

通訳者へ依頼する前に知っておくべき大切な5つのポイント

コミュニケーションが重要

業務・プロジェクトを進めていく上で、企業と通訳者の間で適切なコミュニケーションを行うことが重要です。

基本的な業務内容やスケジュールなど、事前に十分な情報共有を行い、円滑な業務進行を図る必要があります

依頼内容が明確であることが重要

まずは依頼前に、業務内容が明確にしておくことが重要です。

通訳の種類や言語、業務時間など、細かな要件を明確にすることで、事前に避けられるトラブルを防止することができます。

通訳の種類によって得意とする通訳者や専門外である通訳者がいるというのは珍しくありません。

依頼(企業)側は即戦力となる通訳スキルを求め、通訳者側は得意とする分野で最大限のスキルを活かせられることが、双方にとってメリットのある関係を築くことができます。

また、通訳形式もある程度決めておくことがおすすめです。各形式の経験がある通訳者に依頼することで、実施当日もスムーズに通訳を行うことが可能です。

同時通訳・逐次通訳・ウィスパリング|通訳3種の違いとは

スケジュールが決まったらすぐに依頼先を決める

通訳して欲しいスケジュールが決まれば、すぐに依頼を進めることが大事です。通訳実施日の日程調整に合わせて通訳者のスケジュール確保もしなければいけません。

特に難易度の高い通訳や専門性が必要な通訳の場合、対応できる通訳者が限られているため、できるだけ早めにスケジュールを押さえることが大事です。

ただし、不明確なスケジュールでの依頼はキャンセルしなければいけない事もあるため、その点にも注意が必要です。確定すれば依頼するということを心がけましょう。

通訳者の業務委託ならOCiETe BPOがおすすめ

海外ビジネスに強いプロ人材ならOCiETeBPO

OCiETe BPOは、オンライン通訳サービスとして多くの依頼実績を誇るOCiETeが、通訳・翻訳者の人材派遣に特化したサービスです。

OCiETeでは長期業務委託だけではなく、利用シーンに制限のない通訳時間パックや通訳・翻訳のスポットでのご依頼も可能です。

案件内容やビジョンなど、ご予算に合わせて、最適なプランをご提案できます。

通訳・翻訳業務はもちろん、海外営業から、新規プロジェクトのサポートまで、即戦力人材となるプロ通訳者を採用することで、グローバルビジネス、海外企業とのお取引にさらなる発展を目指すことができます。

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通訳が必要になるシーン例

ここからは、通訳が必要になるシーン例をご紹介します。

それぞれのシーンごとに通訳を行う目的・必要なスキルが異なりますので、参考にしてみてください。

海外企業との商談・交渉

ビジネスの海外進出を行う際、海外企業との取引を始める際には通訳者は必要不可欠です。

海外企業との商談・交渉では、お互いの言語を完璧に理解するのは難しいため、まずは言葉の壁を取り払う必要があります。

また、ビジネスの世界では、相手の文化や習慣を理解することも重要であり、通訳者の専門知識が求められます。

市場開拓や販路拡大を狙った海外進出時には、必ず商談・交渉力の高い通訳者に依頼すべきです。

外国人スタッフとの会議や育成

外国人の雇用に取り組む企業は年々増加しています。

参照:厚生労働省|外国人雇用状況の届出状況

ここで大切なのは、国籍問わず社内人材に対して必要なのは、研修やコミュニケーションです。

会議で話す内容の共有や、会社にとって必要な知識を教える研修時にも、言葉の壁を乗り越える必要があります。

機械翻訳などで進めていこうと考える企業も少なくありませんが、重要項目情報の共有で理解しきれていないと後にミスに繋がったり、企業全体の損失になりかねません。

また、海外支社との会議にも当てはまります。外国人スタッフとの完璧な意思疎通を固めるには、言葉の架け橋となる通訳者が必要です。

海外展示会

海外展示会に参加する際には、相手国の言語が理解できないため、通訳が必要になります。

展示会では、商品やサービス、さらには企業自体のブランドを魅力的かつ理解しやすい伝え方が大事です。

多言語化された資料を見せるだけでは、せっかくのチャンスも遠のく可能性が高くなります。

イベントに出展したことによって得られる成果を最大化させるためには、言語スキル・コミュニケーションスキルの高い通訳者が必要になるでしょう。

外国語の資料の翻訳

外国語の資料を日本語に翻訳する際には、通訳者の力も必要になります。

業務委託として通訳者に依頼する場合、資料の翻訳などもお願いしたいシーンもあるでしょう。

翻訳は通訳同様、専門知識が求められ、特に法律や医療、金融などの分野での翻訳には、高度な知識が必要になります。

このようなシーンでも通訳者が活躍するケースに当てはまるため、翻訳・通訳が必要になる場合は、どちらでも対応できる人材に依頼すべきです。

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通訳業務委託まとめ

この記事では、通訳者を業務委託として依頼することで得られるメリット、依頼時の注意点などについて解説しました。この記事でもポイントは以下の通りです。

ここがポイント!
  • 通訳業務委託なら専門的なスキルを持つプロに依頼できる
  • 無駄なコストを省くことができシンプルに通訳費用のみだけで発注可能
  • 明確な依頼内容と業務内容を事前に整理しておく
  • 依頼前にどんな通訳者が良いかをまとめておく

この記事を参考に、今後のビジネスを発展させるために最適な通訳者を見つけてみてはいかがでしょうか?

通訳業務委託の依頼なら、スキル・条件がマッチした通訳者に依頼することができるOCiETe BPOがおすすめです。

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Sano
翻訳・通訳サービスを展開するOCiETeでマーケティングを担当。「世界をシームレスにつなげる」の企業理念のもと、海外企業や外国人とのビジネスに必要な翻訳者・通訳者とのマッチング支援行っています。 翻訳・通訳依頼の基礎知識だけではなく、依頼前に知ってほしいポイントを伝えることをモットーに、情報発信しております。 また海外ビジネスに関するWebメディア「セカイノビジネス presented by オシエテ」の運営も兼務。