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Webミーティングからウェビナーなど、あらゆるシーンで通訳が必要となる場合、オンラインで同時通訳を行えないのかと悩む方は多いです。
リモートワークが普及し、定着しつつある昨今では、海外企業とのコミュニケーションもオンラインで完結させたいと考えている方に向けて、ビジネスシーンでWebを活用したオンライン同時通訳について解説します。
この記事を読めば、オンライン通訳のメリットから実際にWebミーティングを行う際の設定方法がわかります。

▼オンライン会議で同時通訳をする方法について、動画でも解説しています。
オンライン通訳とは

オンライン通訳とは、パソコンやタブレットなどのビデオ通話機能を用いてオンラインで通訳者を利用し、遠隔でもお互いの顔を見ながらリアルタイムに通訳をしてもらうことができるサービスです。
電話とは異なりビデオ通話を利用することで、表情を見ながら通訳をしたり、三者間で通訳も行えます。
そのため、ビジネスシーンでよくある難しいニュアンスの言い回しや自動翻訳では通訳しきれない言葉も、適切な語彙を選択して正確に伝えることができるため、その場に通訳者がいるのと変わらない高い通訳精度と共に、安心感や一体感も感じることができます。
最近はZOOMやMicrosoft Teams、Webexなどを利用したオンラインミーティングも増えてきているので、オンライン通訳の需要はさらに高まってきています。
オンラインで同時通訳を行うための方法と注意点

海外企業との商談や会議はもちろん、最近ではグローバル企業が社内会議に通訳をいれたり、外国人採用のために通訳を利用するケースが増えています。
前述の通り、こういった場もオンラインで行う企業が増え、オンライン通訳の需要はますます増加傾向にあります。
オンラインでミーティングや商談で同時通訳を行うには下記から紹介する準備が必要になります。
インターネット環境を整える
ZoomやMicrosoft Teamsなどを使用したオンラインミーティングでは、インターネット接続環境(通信回線安定や通信速度)に注意する必要があります。
通信速度が遅いなど回線が不安定な場合、音声が途切れたり映像が乱れる可能性が高くなります。
このようなことが起きると、ミーティングや商談の進行を妨げてしまう原因にもなるので、相手側に不快な思いをさせてしまう可能性も出てきます。
円滑にオンラインミーティングを進められるようにインターネット環境は十分に整えておきましょう。

インターネットの通信速度を安定させる方法として、無線Wi-Fiではなく有線ケーブルを使用したり、会議中は余計なツールやブラウザを開かないことが挙げられます!
マイクやWebカメラを準備する
パソコンに内蔵されているマイクとカメラだけでもオンラインミーティングを進められることはできます。
しかし、ビジネスシーンでミーティングツールを使用する場合は、よりクリアに聞こえるマイクや綺麗に映るカメラを用意しておくことがおすすめです。
特に通訳が必要なミーティングや商談などのケースでは、「マイク」に注意すべきです。細かい言葉のニュアンス・発音・言語翻訳機能の聞き取りなどが上手くいかなければ、重要なポイントが相手に伝わらない可能性もあるので、マイク・カメラの事前準備を整えておくことをおすすめします。

大事な会議や商談ではマイク・カメラの準備は非常に大事です。以下のようなポイントをしっかりと抑えておきましょう!
- マイクの集音が良くない=通訳クオリティに影響する
- 会議そのものの進行、通訳の妨げにならないように雑音が入らないようにする
- 複数人で1つのデバイスを使う場合には、PCの内部マイクではなく360°全方向の音を拾える全指向性マイクを利用する。
ZoomなどのWebミーティングツールを使用して同時通訳を行う方法

オンラインミーティング・商談を行う企業では半数以上がZoomを利用していることから、ここからはZoomを使用した同時通訳の設定方法などをご紹介します。

参照:Webミーティングシステムを使う企業の6割が「Zoom」を利用
Zoomで同時通訳を行う際の設定方法
Zoomで同時通訳を行う際には「言語通訳機能」の設定をしておく必要があります。
言語通訳機能の設定を進めるには、以下の条件を満たさなければいけません。
・ビジネス・教育・エンタープライズアカウント・またはウェビナーのアドオンプラン
・Windows / macOS / Android / iOS版アプリ 4.5.3261.0825 以降
・自動生成IDを使うミーティング
この条件を満たしている場合は、直接Zoomサポートに問い合わせて、言語通訳機能の有効化してもらう必要があります。有効化が完了すれば言語通訳機能を利用することが可能です。
有効化することができたら、Zoomミーティングの設定時に「言語通訳」の項目を選択することができるので、「通訳言語」「通訳者」の登録をすればミーティングや商談時での同時通訳が可能となります。
通訳者の登録は、事前登録もしくはミーティング開始後に参加者の中から通訳者登録をする、どちらか2つの方法です。
通訳者の事前登録が当日のミーティングでよりスムーズに進行することができるので、同席する通訳者には事前登録をした同じメールアドレスで参加してもらうことを伝えておきましょう。

Zoomを活用した同時通訳については下記の記事で、より詳しく解説していますのでオンラインミーティングでZoomを使用する方はぜひご覧ください。
Microsoft TeamsやWebexでも同時通訳はできる?
Web会議ツールとしてZoomの次に利用率が高いMicrosoft Teamsでも同時通訳はできるのか?と考えている方も少なくありません。
Microsoft Teamsはサービスアップデートを行い、2022年秋から同時通訳機能が使えるようになりました。
これまでは2つのアカウントを用意することで、実質的に同時通訳を行うという形式でしたが、サービス改新後は、面倒な設定をしなくても同時通訳を行うことができます。
Microsoft Teamsで同時通訳を行う方法は、以下の記事・資料で詳しく解説しています。

ZoomやMicrosoft Teams以外にも、海外企業とWeb会議を行う上で、外せないWeb会議ツールがあります。それはWebexです。
Webexは、安定した通信環境・綺麗な画質とWeb会議ツールの中でも人気が高く、世界中で活用されています。そのWebexはアップデートにより、同時通訳機能が実装されました。
設定方法の手順、Webexで同時通訳を行う際のポイントについて下記の記事で詳しく解説しています。オンラインで同時通訳を行おうと考えている方にとって、こちらの記事も参考になるので是非ご覧ください。
Web会議ツールを活用してリレー通訳を行うには注意すべきポイントがある
海外企業とのミーティングで、日本語⇆英語のみの通訳であればZoomの同時通訳機能を活用することができますが、通訳者は設定されたオリジナル音声しか聞こえないのでリレー通訳に対応することができません。
※リレー通訳とは、日本語→英語に同時通訳した際に、英語→韓国語・中国語にも同時通訳をする流れ。
しかし、同時通訳する言語数に合わせて通訳者を用意すれば、Zoomの利用でも3言語以上の同時通訳が可能です。

複数の言語が必要となるケースでは、事前に言語数に合わせて通訳者を用意しておくことをおすすめします!
Web・オンライン通訳のメリット

最近利用が増えてきているオンライン通訳ですが、実際に現場へ通訳者に出向いてもらうのと比較したときに、どのようなメリットがあるのでしょうか。
オンライン通訳の利用は、スピード感を求められるビジネスシーンにおいて圧倒的にメリットが大きいといえますので、ご紹介します。
派遣型の通訳に比べて安価で依頼できる
オンライン通訳を利用するメリットは、なんといっても料金が低価格である点です。
これまでの通訳者は、現場に立ち会って対面で通訳をするのが一般的でした。
つまり、通訳者の移動にかかる時間も拘束時間に含まれるほか、移動のための交通費などの諸費用も発生するため、結果的に費用が高額になりがちです。
また、派遣型の通訳エージェントは、最低でも半日が必要とされるケースが多いため、たとえ二時間で終わる会議でも半日分の料金が発生します。
しかし、オンライン通訳を利用すれば、通訳者の移動にかかる拘束時間が発生せず、実際に商談にかかった時間分の料金で済むため、通常の通訳にかかる費用よりもかなり安価に利用ができます。
オンライン通訳を利用すればミーティングや商談の場所を選ばない
打ち合わせ場所が決まって通訳者を現場に派遣する場合、スキルが高い通訳者を希望しても場所によっては出向くことがでないというケースがありますが、オンライン通訳であればそのような心配は必要ありません。
Web・インターネットを使ったオンライン通訳なら商談場所を選ばないので、国内・海外問わず世界中どこでも簡単に利用することが可能です。
オンラインで通訳を依頼するならOCiETeがおすすめ

オンラインでミーティングや商談を行う際に、通訳者の同席を必要とする場合はOCiETe(オシエテ)がおすすめです。
OCiETeのオンライン通訳サービスの特徴は、契約(導入)・通訳者のアサイン・業務開始から終了までの流れをすべてオンラインで完結できる法人向けの通訳サービスです。
法人向けオンライン通訳サービス「OCiETe(オシエテ)」について

「OCiETe(オシエテ)」は、契約から発注、業務終了までのすべてをオンラインで完結できる、法人向けのオンライン通訳サービスです。
短時間の通訳案件から、長期間の案件まで、ビジネスシーンで通訳が必要となるケースにおいて柔軟に対応できる体制をOCiETeは整えています。
様々な分野·業界で通訳を経験されてきたスキルとビジネス経験値が高いプロ通訳者が1,000名以上登録しており、事前面談を可能なため、ミスマッチを防ぐことができます。
ビジネスパートナーとしても!専門コーディネーターのサポートがとにかく手厚い
海外企業との商談や打ち合わせなどのコミュニケーションを図っていく上では、通訳者を探す業務や、スケジュール調整など、担当者の負担は大きいです。
その負担を軽減できるように、通訳専門コーディネーターが依頼前の通訳者選定から確保まで、通訳が必要となるシーンで全てのサポートを行います。
ミスを避けるためのリスクヘッジ、プロの通訳者に出会えて海外企業とのコミュニケーションを円滑にできるだけでなく、社内の人員的稼働も効率化できます。
通訳サービスとしてだけではなく、通訳会社の新しい形となる「ビジネスパートナー」としてOCiETeのご利用を検討してみてください。
1時間〜の依頼が可能!大幅な料金削減を実現
従来の通訳サービスは1時間の利用でも最低金額となる半日料金~となる見積もりが一般的でした。
料金の縛りで、短時間で完了する打ち合わせや商談でも通訳が必要となった場合でも、予算面で通訳者の同席が難しいと悩む担当者の方は多いです。
そんな悩みを解消するために、OCiETeでは【1時間~の依頼ができる】サービスを提供しています。必要な費用は通訳料金のみなので、より利用しやすい通訳サービスとなっています。
また、短時間の依頼だけではなく、長期間で利用したいという方に向けて、お得な時間パックもご用意しています。商談での利用や社内会議など、利用方法は自由に決めて頂いても問題ありません。
より効果的に、より高いコストパフォーマンスの通訳サービスを多くの企業様へ提供できるように自由度が高い通訳サービスを求めている方は、OCiETeのご利用をおすすめします。
3分で見られる!説明動画もございます!

OCiETeのオンライン通訳サービスは、システム利用料などもなく必要な費用は「通訳者への時給のみ」です!わかりやすい料金なので安心してご利用いただけます!
実際にOCiETeを利用して、コストダウンを実現させた企業様もいます。下記の事例インタビューで詳しい内容を掲載しています。
また、他の通訳サービス活用事例も多く公開していますので、ぜひご覧ください。
まとめ
海外企業とのコミュニケーションは現地まで足を運べば多大なるコストを割かなければいけません。しかしWebを活用したオンライン通訳であれば、どこからでも割安でミーティングや商談を行うことができます。
社内にいる海外スタッフの方とのミーティングから、取引先企業との商談も、グローバル展開する企業様であれば通訳が必要なシーンは多いと思います。
そこでOCiETeのオンライン通訳サービスで、単なる通訳業務だけではなくビジネスパートナーとして活用してみることを検討してみてはいかがでしょうか?
オンラインでの通訳依頼を検討している、設定方法がわからない、オンライン通訳のメリットを知りたいという方はぜひ、最後までご覧ください!