英語で年末年始の挨拶|プロフェッショナルで心のこもった挨拶をしよう!

英語で年末年始の挨拶|プロフェッショナルで心のこもった挨拶をしよう!

日本では年賀状やお歳暮を贈るという習慣もあり、年末年始の挨拶を重要視する文化があります。英語で仕事をする皆さんの中には、日本人らしい挨拶をして感謝の気持ちを表したいと思いつつも、英語でどうやって表現したら良いか迷っている方もいるのではないでしょうか。今回の記事では、文化的な配慮とビジネスマナーを考慮した、心のこもった挨拶をご紹介します。

日本とこんなに違う!英語文化のホリデーの過ごし方
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年末年始の挨拶で気をつけるべきポイント

日本の挨拶では「よいお年をお迎えください」という定例文を使いがちですが、もっと気持ちを込めた文章にするには、どのような言葉を加えるでしょうか?相手自身のことや、自分との関係を考慮して心のこもった文章を書くのではないかと思います。もちろん英語でも同じことですが、日本人同士の場合との違い、気を付ける点についてまず抑えていきましょう。

「相手の文化や宗教を尊重」は大前提

「Merry Christmas」という表現は、キリスト教信者以外には適していません。「Happy Holidays」や「Season’s Greetings」など、広範囲に使える表現を選ぶのが安全です。

英語圏での人であれば、クリスマスは街を上げて盛り上がっている所が多いので”Have a great Christmas and New Year”は一般的な挨拶の範囲でしょう。

タイミングが大事

年末の挨拶は、相手の休暇前の少し前に送りましょう。タイミング的には日本の挨拶と同じ感覚です。「少し早いですが、ご挨拶申し上げます」” It’s a little to early to say, but I would like to send you my wishes.” と前置きを置くのも良いでしょう。

温かみのある言葉を選ぶ

ビジネスの関係で感謝の気持ちを込めた挨拶をすることは勿論です。相手の貢献やサポートを認識し、それに感謝する言葉を添えることが大切です。それに加えて、相手が一人の人として家族と過ごす時間を持つこと、楽しいホリデーを過ごすことを願う気持ちなどを加えてみましょう。

それでもビジネスライクなトーンを保つ

特にビジネスパートナーや同僚に送るメッセージは温かみのある挨拶をしつつも、過度にカジュアルにならないように注意します。たとえば、「Best wishes」や「Warm regards」など、ビジネスメールで一般的に使われる表現を活用しましょう。

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年末の挨拶の英文例

では実際に、年末の挨拶を英語で作成してみましょう。ここではそのまま使える英文を2つご紹介します。

年末の挨拶例①

“Thank you for your support throughout the year. Wishing you a wonderful holiday with your family and friends, and all the best in the upcoming year. “
(今年一年のご支援に感謝いたします。ご家族やお友達と素晴らしいホリデーシーズンを過ごされることと、来年のご多幸をお祈り申し上げます。)

年末の挨拶例②

“As the year comes to a close, we would like to take a moment to thank you for your collaboration and partnership. Wishing you a peaceful holiday season and a prosperous New Year.”
(今年も終わりに近づいておりますが、貴社のご協力に感謝申し上げます。穏やかなホリデーシーズンと、実り多い新年をお祈りします。)

北澤のじ

ビジネスパートナーへのメッセージは、相手の文化と自分との関係によって、どれだけパーソナライズできるかを見極めることが大事です。南アフリカだとA級にフレンドリーなので、いつも連絡を取り合うエージェンシーの方などは「日本には帰るの?」「今度はどこにホリデーに行くの?」と聞くのが一般的です。私は仕事だけではない会話を通して仕事以上の関係を持つことを楽しいと思いますが、必ずしも皆ではないかと思います。正解が何かにこだわらず、相手との関係をリスペクトした素敵な挨拶をできると良いですね。

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新年の挨拶の英文例

遅れてしまった、という方も大丈夫!新年の挨拶こそ相手の始業に合せて心のこもったメッセージを送りましょう。

新年の挨拶例①

“Happy New Year! May this year bring you success and happiness.”
(新年あけましておめでとうございます!今年があなたにとって成功と幸福に満ちた年でありますように。)

新年の挨拶例②

“Wishing you a prosperous and successful New Year. Looking forward to continue our collaboration in the coming year.”
(新年が繁栄と成功に満ちたものとなりますように。来年も引き続きご協力できることを楽しみにしています。)

新年の挨拶例③

“Happy New Year! We look forward to working together in 2025 and achieving even greater things.”
(新年あけましておめでとうございます!2025年も共に働き、さらなる成果をあげることを楽しみにしています。)

新年の挨拶例④(フレンドリーな表現)

相手との関係が良い場合には、このようなフレンドリーな挨拶を冒頭に書くこともできます。

I hope you had a wonderful time with your family in your holiday.
(あなたがホリデーで家族と素晴らしい時間を過ごせたことを願っています。)

小さい子供がいることや、家族との時間を大事にする人だということを知っている場合に使えます。外国では、日本と比べて家族との絆が強く、それを他の人にもオープンに話す人も多いです。南アフリカでは、オフィスのデスクに家族の写真を飾っている人も多くいますよ。

新年の挨拶例⑤(フレンドリーな表現)

I hope you are feeling refreshed and energised from the holiday.
(あなたがホリデーから心機一転して戻られていることを願っています。)

直訳すると「休暇からリフレッシュされ、活力を感じていただければ幸いです」となりますが、イメージ的には上記の訳のような感じです。型にはまらず、相手のためにパーソナライズされた挨拶を考えてみましょう。

新年の挨拶例⑤(フレンドリーな表現)

I believe you had an amazing time in XXX(相手がホリデーに行った場所). 
(XXXでのホリデーで良い時間を過ごされたことと思います。)

相手がそのホリデーを楽しめなかった場合も考慮して、あまり突っ込んだ質問はしないようにしますが、ホリデー前に教えてくれたことを覚えている、相手のことを真剣に聞いている、という意思表示になります。

北澤のじ

こういったフレンドリーな文章でビジネスライクを少し崩す時に、私が気を付けていることがあります。” Did you have a good holiday?” “Did you spend great Christmas?” のように、”Did you” を使った疑問文にしないことです。質問にして答える義務をつくらない、実際には良い時間を過ごしてなかったとしても逃げ場を作る、ということが目的です。

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まとめ

心のこもった挨拶をする場合には相手の立場や状況を考えて文章を書くのは日本語でも英語でも一緒ですね。宗教の違い、相手との距離感に気を付けた上でじっくり心を込めて書いてみましょう。また、家族に不幸があった場合は新年を祝わないという習慣もありますので、そういった出来事で相手が仕事を休んだりしていなかったかどうかも忘れず考えてみてくださいね。

この一年、皆様より英語を好きになり、世界を広くした年であったことを願っております。2025年も一緒に精進しましょう。良いお年をお迎えください。

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