英語の略語12選|ビジネスで頻出する用語一覧

北澤のじ
歴史と文化と自由に興味を持ち、ヨガとキャンプとお酒を愛するDigital Nomad。通年20年、50か国以上での海外経験があり、南アフリカの市場調査、フリーランス通訳、英語塾経営を通して日本企業の海外進出、日本のグローバル化を応援しています。 通訳としては、社内通訳7年、フリーランス通訳8年の経験があります。20代にバックパッカーで世界を旅行していたら英語脳が作られ、大企業で同時通訳をさせてもらえるようになりました。アフリカ英語塾の塾長としてアフリカの講師と一緒に英語を教え、誰でも英語が喋れるようになることを伝えています。

英語のビジネスシーンでは、日本語に比べて多くの略語が使われます。日本語のビジネスシーンでもCEO(=社長)やB2B(=ビジネス間での取引)などの英語の略語がそのまま取り入れられていますよね。グローバル化が進む現代では、日本でビジネスをする方も英語の略語に対する知識が求められます。海外進出をする方は特に、略語をボキャブラリーに加えることは必須と言えます。

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厳選!12のビジネス用語の頻出略語

ビジネスシーンで使われる略語を挙げるときりがありませんが、私がメールや資料などで一般的に使われていると感じるものだけをリストにしました。ここでご紹介する用語は社内、社外を問わずに使われます。

1. EOD: End of day

「一日の終わり」
この略語は、従業員が勤務日の終わりまでに完了する必要がある期限やその他のプロセスを表します。上司からも、クライアントからのメールでもこのように言われることがあります。

例文

Send the quote to the client by EOD, or we will lose the deal.
(今日の終わりまでに見積もりを送ってくれないとこの契約は取れない。)

2. ETA: Estimated time of arrival

「到着予定時刻」
これはビジネスと日常会話の両方でよく使われる略語です。”What time will you get to the office? (オフィスには何時に到着する?)”の代わりに、このように使われます。

例文

What’s your ETA at the office? I will make sure the office is open when you are back.
(オフィスに付くのは何時? オフィスが開いているように手配しておく。)

3. POC: Point of contact

「連絡先」
日本語では「窓口」と言いますが、これを直訳して”Window person”と言うことはできないので注意して下さい。よく似た意味で「担当者」をPerson In Chargeと呼び、略語のPICで表すことが多くあります。例えば見積書のPOCはセールス担当の人であり、実際に見積もりを作るPICはファイナンスの人、という違いがあります。

例文

Let us know who the POC going forward, and send us the details.
(これから先窓口になるのは誰かと、その人の連絡先を送ってください。)

4. FYI: For your information

「参考までに」
送り相手の興味がありそうな資料や情報を送る時に使います。同僚からこのようなメールが届くことがあるでしょう。

例文

“Just FYI if you are still looking for new ideas for marketing.”
(もしもまだ新しいマーケティングアイデアを探しているなら、参考までに。)

5. TBA: To be announced

「追って通知する」
イベントや社内行事の詳細などが未定のときによく使用されます。似たものに“TBD”(to be determined:後ほど決定)、“TBC”(to be confirmed:確認中)などがあります。

例文

The details of the venue is still TBA.
(開催場所については追って連絡します。)

6. OOO: Out Of Office

「不在」
オフィスに不在の際にメールの自動返信でOOOを設定することが良いビジネスマナーとされています。このように使われることがあるでしょう。

例文

I contacted the POC but she was OOO, returning on Monday.
(窓口に連絡したけど不在で、月曜日に戻るということでした。)

7. WFH: Work From Home

「在宅勤務」
Work at home、と言いたくなってしまうところですが、from homeとat homeの違いは何でしょうか。working from homeだと家を「起点」として、家(起点)から発信するというイメージです。 working at home だとその「家で」働くことになり、コミュニケーションやアウトプットがされないイメージになります。

例文

I will WFH because I’m not feeling well today.
(今日はあまり調子が良くないので、明日は在宅勤務します。)

8. N/A: Not available

「該当なし」
N/Aは「該当なし」、またはNot Applicable 「適用なし」の両方の意味で、表計算ソフトなどでも広く使われます。どちらも意味は「できない、該当するものがない、適用する予定がない」などのネガティブな意味で使われます。

例文

The PIC in sales is N/A as he got Covid last week.
(販売担当者は先週コロナに感染したため対応できません。)

9. CC: Carbon Copy

「カーボン・コピー」
メールでも口語でも、よく使用される略語です。文章ではYou can copy me on Cc when you send an email to the client.と、Copyを動詞に使いますが、近年では動詞としても使用されることが多いです。

例文

Cc me when you message the client.
(クライアントにメールする時にCcに入れてね。)

10. FAQ: Frequently Asked Question

「よくある質問」
企業のサイトでも、口語でも一般的に使用される表現です。最近は日本語のページでも使われているのを見かけます。

例文

A FAQ page contains a list of common questions.
(FAQページはよくある質問が載っています。)

11. ASAP: As soon as possible

「なるべく早く」
ビジネスよりもプライベートで利用される方が多いかもしれません。使用方法によっては威圧的な表現になる場合があるので注意しましょう。読み方は「エー・エス・エー・ピー」、または「エイサップ」です。

例文

Please call me ASAP. (至急、連絡願います)

12. RSVP: Repondez s’il vous plait (フランス語)

「出席の可否をお知らせください」
パーティー、イベントの招待状によく記載されています。これは出席の可否を返信してくださいね、という意味です。

例文

RSVP to David by 9 October.
(10月9日までにデイビッドにお返事ください。)

まとめ

本当に頻出する12の略語をご紹介いたしましたが、皆さんはどれくらいご存じでしたか?英語の略語は日本語の「アポ」、「インフラ」など、言葉の最初だけを取って短くしたものではないことがお分かりいただけたと思います。和製英語の略語は使わないように注意すると同時に、この12の略語だけは覚えておくと良いかと思います。
普段から、NATO (The North Atlantic Treaty Organisation)、DIY (Do It Yourself)など、よく聞く略語の意味を考えるようにする癖をつけると効果的です。日本語でも英語でも言語は変化し続けますが、その変化について行く事は世界で活躍するビジネスマンにとって必須ですね。応援しています。

その他略語を学ぶならこちら

The English Club
ビジネス用語だけでなくチャットなどで頻繁に使われる略語が紹介されています。

The Muse
一般的な略語の他に、経理・IT技術、役割と部門の略語が紹介されています。

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歴史と文化と自由に興味を持ち、ヨガとキャンプとお酒を愛するDigital Nomad。通年20年、50か国以上での海外経験があり、南アフリカの市場調査、フリーランス通訳、英語塾経営を通して日本企業の海外進出、日本のグローバル化を応援しています。 通訳としては、社内通訳7年、フリーランス通訳8年の経験があります。20代にバックパッカーで世界を旅行していたら英語脳が作られ、大企業で同時通訳をさせてもらえるようになりました。アフリカ英語塾の塾長としてアフリカの講師と一緒に英語を教え、誰でも英語が喋れるようになることを伝えています。