目次
日本のビジネスにおいて、ホームページが広く活用され始めたのは平成12年頃と言われています。
それまでは、国内にしか顧客を持てなかった企業が、ホームページやEメールなどで世界中の潜在顧客にリーチできる可能性が生まれました。
近年ではFacebookやTwitterなどといったSNSの効果も相まって、より海外とのビジネスの垣根が無くなってきています。
ここでは、ホームページを英語翻訳するメリット、機械翻訳と人力が行う翻訳の違い、ホームページの英語翻訳を行う手順などについて解説します。
ホームページを英語に翻訳するメリット
世界には様々な言語がありますが、英語の利用者は世界中で約15憶人いると言われています。日本の総人口は令和2年5月現在で1億2590万人(※)なので、約12倍の人口です。
※総務省統計局|人口推計(2023年(令和5年)12月確定値、2024年(令和6年)5月概算値) (2024年5月20日公表)
ビジネスシーンにおいてホームページを英語翻訳することは、日本人口の12倍になる相手(マーケット)に商売を行う事と同じです。
ホームページが英語対応されていなければ、良い商品を取り扱っていても英語ネイティブには伝わりません。
世界に向けて情報を発信するなら、ホームページの英語翻訳を行うことが重要と言えます。
ホームページ・Webサイトの英語翻訳はAI(機械)翻訳だけで大丈夫?
ホームページの英語翻訳についてインターネットで調べると、日本語を英語に翻訳してくれる無料の機械翻訳ページがたくさん出てきます。
気軽に使えて費用もかかりにくい機械翻訳は、翻訳を必要とする方にとってありがたい機能ですが、プロ翻訳家に依頼するのと何が違うのか、それぞれのメリット、デメリットについて確認しておきましょう。
ホームページ・WebサイトをAI機械翻訳で行うメリット
英語のAI翻訳を利用する最大のメリットは手軽さにあるといえます。
インターネット上でいつでも気軽に利用できるので、短文の翻訳や、友人同士の日常会話など、多少不正確な翻訳でも伝わる相手との交流には積極的に利用するのが良いでしょう。
機械翻訳の多くが無料で利用できるという事も優位性のひとつです。なかには自動学習AIが翻訳をしてくれるものもあるので、最近では翻訳の精度も上がってきています。
スタートアップ企業や個人商店の場合、ホームページの英語翻訳に予算をかけられない場合もあります。こうした場合、まずは無料の機械翻訳を活用してホームページを英語化するのもよいでしょう。
ホームページ・WebサイトでAI翻訳を使うデメリットと注意点
AI翻訳のデメリットは、翻訳精度はまだ発展途上ということです。
「こんにちは」「おやすみなさい」というような短文の挨拶であれば機械翻訳でも十分翻訳することが可能です。
しかし、ビジネス翻訳を行う多くの場合、文章は長文で複雑です。業界特有のフレーズや、話の前提条件といったものも存在します。
機械翻訳はあくまで決められた文法のルールに基づいて、日本語を英語に翻訳するだけです。
業界特有の表現などには対応していません。英語ネイティブには伝わらない誤訳となってしまうことは珍しくありません。
それに気づかずに間違った英語を掲載しているホームページも日本には多く存在しています…
ホームページ・Webサイトの英語翻訳はプロに依頼すべきなのか
ホームページを人(プロ)の手で翻訳する際にもメリット・デメリットが存在します。機械翻訳との違いを見ていきましょう。
ホームページ・Webサイトをプロ翻訳家に依頼するべき理由
機械翻訳で英語に翻訳する場合は、業界特有のフレーズや前提条件が加味されないという話をしました。
人の手で翻訳を行う場合、こういった注意点については事前に伝えることができるので、より正確な意味あいで翻訳をしてもらうことが可能です。
また、日本語の文章でもあるように、英語の文章にも読みやすさがあります。プロの翻訳者が翻訳業務を行う場合、文章を伝わりやすくするために英語でのコピーライティング作業も行ってもらえます。
ビジネス利用の前提でホームページを英語に翻訳するなら、相手が理解しやすい翻訳を行い、機会損失の可能性をなくすことも重要です。
翻訳の品質にこだわり、伝わる文章を求めるならプロの翻訳者に依頼することは必須といえます!
翻訳家に依頼する前に知っておくべき注意点
プロの翻訳者に英語の翻訳を依頼する場合、気になるのは料金です。一般的に英語の翻訳は1単語あたりの翻訳単価、または1ページあたりの翻訳料金を設定しています。
長文の原稿や、ホームページのページ数が多い場合見積り料金は高額になりがちです。
さらに翻訳の質を高めるためには、翻訳者がその業界に精通している必要もあります。業界知見をもった翻訳者に依頼する場合、その難易度が高ければ高いほどさらに高額になる場合もあります。
ビジネス用ホームページの場合、商品説明などで複数ページの翻訳を必要とする場合も多いでしょう。
ホームページのボリュームによっては、翻訳の予算がオーバーしてしまう可能性もあるので注意が必要です。
ホームページ・Webサイトの翻訳依頼に必要な費用
あらゆるサイトやホームページを翻訳する際に必要な費用は、言語や翻訳する文字量(単語数)によって異なります。
また、既にあるホームページを翻訳するのか、海外版に合わせて制作から依頼するのかによってももちろん料金は変わります。
制作から依頼する場合は80万円〜が相場となっており、決済システムなどを導入する海外向けのECサイトの制作であれば、200万円〜が相場です。
予算を抑えるには既にある日本語のホームページをプロの翻訳者・翻訳会社に依頼することが一番コストパフォーマンスが良いかもしれません。
また、プロに依頼することで日本国内だけではなく、海外向けのSEO対策にも繋がります。
SEO対策は集客において非常に重要なマーケティング施策ですので、海外向けにサービスや商品の展開を考えている企業は、翻訳だけではなくユーザー・ターゲットに合わせた施策も考えておきましょう。
海外SEOに関する注意点やポイントについて、下記の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
ホームページ・Webサイトの英語翻訳を行う6つの手順
ホームページの英語翻訳を翻訳代行会社に依頼した場合、概ね以下のような手順で翻訳業務が行われます。
1.元原稿を確認して、不足している情報を洗い出す
見積りを作成する前に、元原稿のチェックを行います。日本人向けの資料の場合、主語や名詞が省略されている場合があるためです。翻訳では単語ごとに単価を設定しているため、正確な見積りを行うために原稿のチェックが欠かせません。
2.業界に精通した担当者を探す
依頼主へ提出した見積りが通ったら、その分野や業界に詳しい翻訳者を探します。知識のない翻訳者の作業では翻訳の精度が悪いためです。
3.依頼主の業務内容を深く理解する
翻訳対象に関する各種参考資料を確認します。依頼元のビジネスモデルや商品価値を把握しなければ、正確な翻訳が行えないためです。
4.原稿の作成、社内レビュー
翻訳原稿を作成したら社内レビューを行います。翻訳者以外が内容をチェックすることで、おかしな箇所がないか客観的に確認をします。
5.依頼主へ確認依頼
翻訳した原稿を依頼主に提出し確認してもらいます。指摘を受けた場合には翻訳を修正します。
6.依頼主へ納品
修正が完了した翻訳原稿を依頼主に納品します。依頼主が検品を行い、問題がなければ翻訳業務は完了です。
人の手を介した翻訳は、依頼から納品までに多くの工程を経ています。質の良い英語翻訳業務の裏側は、単純に原稿を英語にするだけではないという事がわかります。
ホームページの英語翻訳ならOCiETe(オシエテ)がおすすめ!
翻訳代行会社に英語翻訳を依頼した場合、複雑な工程から見積りも高額になりやすいということもある中で、法人向け翻訳サービス OCiETe(オシエテ)では、わかりやすい料金設定でプロの翻訳者による英語翻訳サービスを提供しています。
さらにOCiETeでは、英語スキル・翻訳スキルだけではなく、各業界分野に精通したプロ翻訳者が1000名以上登録しています。
単に英語翻訳スキルがあるからといっても、翻訳分野によっては完璧な翻訳を施すことはできません。
翻訳・依頼内容に合わせて最適な翻訳者をアサインする体制をOCiETeは整えています。
まとめ
ホームページを英語翻訳するべき理由や機械翻訳とプロ翻訳者との違いなどについて解説しました。
無料の機械翻訳では精度の高い英語翻訳はまだまだ難しいので、価値のある英語のホームページを作るためには、ビジネス翻訳の重要性を理解しているプロの翻訳者の存在が不可欠です。
ホームページの英語翻訳に関するポイントは、下記となります。
OCiETeでは翻訳だけではなく、「1時間~依頼ができるオンライン翻訳サービス」もあります。現地企業との商談、打ち合わせで通訳も必要という方はお気軽にお問い合わせください。
これを読むことで、ホームページの英語翻訳で気を付けることや、どのように行うべきかがわかります!ぜひ最後までご覧ください。