本の適切な翻訳方法とは?依頼先の選定方法から料金相場を解説

本の適切な翻訳方法とは?依頼先の選定方法から料金相場を解説

翻訳能力に加えてさまざまな能力が求められる洋書・書籍の翻訳依頼する際、どんなことに注意して依頼すれば良いのでしょうか。

依頼する際には「書籍翻訳で大切になるポイント」「翻訳の料金相場」「実務スキルの高い翻訳者が在籍しているか」などを事前に知っておくことが大切です。

ここでは、書籍を翻訳依頼する際のポイントから翻訳料金の料金相場相場などについて解説します。

この記事を読めば、洋書・書籍の翻訳依頼方法、翻訳依頼料金の相場、おすすめの翻訳サービスについて知ることができます。ぜひ、最後までご覧ください!

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書籍や洋書などの出版翻訳に必要なスキル

あらゆる書籍や洋書などの本を訳す出版翻訳では、ハイレベルの語学力はもちろん、本に記されている内容・ニュアンスを理解する「読解力」が必要です。

また、翻訳後の文章(内容)を読者に伝わりやすくするために、本全体の構成を整理することも大切です。

各言語によって異なる表現方法は、本のジャンルや読者層によって文体を変えなければいけないため、翻訳者のスキルが本の面白さ・充実さを変えると言っても過言ではありません。

正しく翻訳するだけではなく読者が感情・心が動くなど、本そのものが面白いと思わせる内容に仕上げることも求められ、複雑なスキルが必要とされます。

マニュアル・取扱説明書の正しい翻訳方法とは?

洋書など書籍を翻訳依頼する際のポイント

洋書などの書籍を翻訳依頼する際は、いくつかのポイントを意識しておく必要があります。

何も考えずに翻訳依頼を進めてしまうと、文章内容がおかしくなったり、本来伝えたいことが伝わらない翻訳になることも。

依頼前に書籍の翻訳で注意すべきポイントを理解しておきましょう。

言語を置き換えるだけではない表現力が重要

洋書などの書籍では言語を置き換えるだけではなく、伝えたいことを伝わりやすくする表現力が重要です。

書籍を書いた筆者は必ず何か伝えたいことがあります。小説でも自己啓発本でも何かを伝えたくて本を書いています。伝えたいことが読者に伝わるからこそ、書籍として成り立ちます。

その伝えたいことを正しく読者に伝えるためには表現力が重要で、翻訳能力+表現力を掛け合わせた翻訳が必要です。

表現力のない翻訳すると、書籍の面白みは半減して、洋書を翻訳する意味と言っても過言ではありません。

洋書の読み手が誰かを意識した翻訳

洋書などの書籍を翻訳依頼する際は、翻訳した洋書の読み手が誰かを意識した翻訳が大切です。

例えば、読み手が大人なのか小学生なのかを意識せずに翻訳した場合と読み手が小学生と意識した上で翻訳した場合では、どちらが読み手が読みやすいと感じるでしょうか。

多くの確率で読み手を意識して翻訳した場合の方が読み手は読みやすいと感じると思います。
また、年齢だけではなく、読み手がどのような人物像なのかも意識することが大切です。

人種を意識することで、その人種に伝わりやすい翻訳をすることが可能になります。

洋書などの書籍を翻訳依頼する目的は「誰かに読んでもらう」ということが1番の理由であるため、洋書の読み手が誰かを意識した翻訳を依頼しましょう。

同じ英語でも使う国によって異なる言語

同じ英語でも使う国によって異なる言語になります。

英語には「アメリカ英語」と「イギリス英語」があり、英語という言語は同じなのですが、同じ意味でも使われる単語が違う場合があります。

さらに文法・発音・時間の表現の仕方まで違います。つまり、どこのエリアで発刊するのかを意識した翻訳依頼が必要です。

アメリカ英語を話す国は「アメリカ・カナダ・プエルトリコ・リベリア」など、イギリス英語は「イギリス・オーストラリア・インド・マレーシア・アフリカ・シンガポール」などです。

洋書などの書籍を英語翻訳する際は、どのエリアで発刊するのかを意識して依頼するようにしましょう。

地名や人名など固有名詞の読み方やスペルの確認

洋書などの書籍を翻訳依頼する際は、地名や人名など固有名詞の読み方やスペルの確認が重要です。

固有名詞はひとつのものにつけられた名前のことを指すので、間違った読み方やスペルで翻訳してしまうと、それは固有名詞ではなくなります。

書などの書籍はページ数が数百ページになることが多く、誤訳してしまう可能性が高いです。固有名詞以外の誤訳も許されるわけではないですが、固有名詞には特に注意が必要です。

洋書などの書籍を翻訳依頼する際は、地名・人名・建物名・商品名などの読み方やスペルの確認をするようにしましょう。

書籍翻訳の料金相場と決まり方

書籍を翻訳依頼をする際は、多くの方ができるだけコストを抑えて、正確な翻訳をして欲しいと思うものです。

コストを抑えるためには、翻訳料金の基本的な考え方と相場について理解しておく必要があります。洋書などの書籍を翻訳依頼する際の、料金の決まり方・料金相場について詳しく解説していきます。

翻訳料金の決まり方

洋書の翻訳料金は大きく分けて2つの決まり方があります。

1つ目が「出来高制」です。

出来高制は「仕上がり計算方式」とも言われており、原稿1枚につき〇〇円と翻訳料金が決まります。

原本の時点では原稿3枚だったが、翻訳が終了すると原稿5枚になるということがあり得るので、翻訳が終了するまで料金が明確になりません。

2つ目が「原語カウント制」です。

原語カウント制は、日本語であれば1文字〇〇円英語であれば1単語〇〇円と翻訳料金が決まります。出来高制とは違い、翻訳依頼をした時点で料金が明確になることが多いです。

翻訳料金相場

翻訳料金の相場は上記でお伝えした料金の決まり方によって変わります。

出来高制の翻訳料金相場は、原稿1枚につき「4,000円~5,000円」

原語カウント制の翻訳料金相場は、1文字・1単語「8円~20円」

基本的に日本語から対象言語・対象言語から日本語に翻訳する料金は安いのですが、英語から対象言語・対象言語から英語に翻訳する際などは料金が高くなります。

翻訳会社によっては相場以上の料金になることもあるので、書籍翻訳の対応が可能か、翻訳料金の見積もりは明確かなど、事前確認することをおすすめします!

書籍翻訳の依頼は専門家のみが対応するOCiETeがおすすめ!

書籍翻訳の依頼はOCiETeがおすすめです。

OCiETeでは、1000名以上いるプロ翻訳者の中から案件にマッチした言語スキルだけではなく、書籍翻訳の実務スキルも高いプロ翻訳者のみが対応します。

翻訳者がOCiETeに登録する際には厳しいスキルチェックを受けて、翻訳能力・表現力などの基準を満たしている人だけが登録しています。

洋書などの書籍翻訳依頼を受けた際には、最適な翻訳者をアサインするので、ミスマッチを防ぐことが可能です。

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まとめ

この記事では、洋書・書籍を翻訳依頼をする前に知っておくべきポイントや料金相場、OCiETeの特徴について解説しました。ここでのポイントは以下の通りです。

ここがポイント!
  • 洋書の翻訳では翻訳能力に加えて表現力も重要
  • 読み手を意識した翻訳が大切
  • 英語翻訳でもエリアによってアメリカ英語かイギリス英語か変わる
  • 翻訳料金は出来高制と原語カウント制がある

洋書・書籍を翻訳依頼する際は、実務スキルの高いプロ翻訳者が在籍するオンライン翻訳サービス「OCiETe(オシエテ)」をぜひ利用してみてください。

OCiETeでは翻訳だけではなく、1時間〜利用可能な通訳サービスの依頼も受け付けています。翻訳だけではなく取材・商談などのシーンで通訳が必要になる方もぜひお気軽にお問い合わせください!

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Sano
翻訳・通訳サービスを展開するOCiETeでマーケティングを担当。「世界をシームレスにつなげる」の企業理念のもと、海外企業や外国人とのビジネスに必要な翻訳者・通訳者とのマッチング支援行っています。 翻訳・通訳依頼の基礎知識だけではなく、依頼前に知ってほしいポイントを伝えることをモットーに、情報発信しております。 また海外ビジネスに関するWebメディア「セカイノビジネス presented by オシエテ」の運営も兼務。