翻訳と通訳の違いとは?それぞれの特徴・必要シーンを解説

翻訳と通訳の違いとは?それぞれの特徴・必要シーンを解説

通訳と翻訳の違い

通訳と翻訳の違い

「通訳」と「翻訳」は、どちらも言語変換を行う業務として似ている仕事です。

しかし、それぞれに求められるスキルや業務内容・必要となる専門知識が異なります。どのようなポイントが異なるのか、この記事で徹底解説します。

この記事を読めば、通訳と翻訳のそれぞれの違いから、活用方法・必要となるシーンまで明確に理解することができるので、ぜひご覧ください。

それぞれの特徴を知ることで、ビジネスシーンにおいてどちらを利用すれば良いかがわかるので、これから通訳・翻訳業務の依頼を検討している方に向けて解説していきます!

ここでは、英語を例に挙げて、通訳と翻訳の違いを解説しています。

通訳と翻訳の大きな違いとは「聞き取り力」と「読解力」

翻訳と通訳は、どちらもその言語に精通していなければできない仕事です。しかし、業務内容は全く異なり、求められるスキルも違います。

例えば英語の翻訳を行う場合、求められるのは「読解力」です。原文を正確に理解し、その内容を正しく、かつ読み手が理解しやすい自然な翻訳を行えるかが重要です。

翻訳の依頼には、本や映画、学術論文や契約書、会議資料など様々な種類がありますが、いずれにしてもかなり高いレベルの正確性が必要です。

翻訳作業では内容に関する下調べや、文化的背景への理解といった多くの下準備が大切です。

一方、通訳に求められるのは、高い「聞き取り能力」です。瞬間的に他言語へ変換して伝えていくテクニック、そしてその内容に誤りや漏れがない正確性も必要になります。

もちろん通訳の仕事も、わからない専門用語や理解しづらい内容により通訳を中断させることがないように、事前に通訳を行う分野の知識・内容について下調べを行い当日に備える必要があります。

通訳の現場は必ずしも予定通りに話が進むわけではありません。臨機応変に対応できる柔軟さも重要です。

上記のように、英語の通訳と翻訳では、同じ英語を扱う仕事でも大きく異なることがわかります。

翻訳の仕事・業務内容とは?

英語の翻訳という仕事について、どのようなスキルが必要なのかを具体的に解説します。

英語の翻訳で求められるスキル

一般的に、翻訳者になるには、英検1級・TOEIC900点以上必要という基準があります。

この条件を見る限り、英語への高く深い理解力などの能力が求められる仕事であることがわかります。

この理由として、英語翻訳の仕事を依頼されたとき、翻訳者はまずその原文を読んで内容を正確に理解する必要があるためです。

最初の理解が正しくできないと、その後の翻訳が正しい内容にならないため、これは絶対的に外すことのできない条件といえるでしょう。

しかし、ただ単に英語を理解できればいいという訳でもありません

著者や作成者の意図をきちんと理解し、そのままの言葉に置き換えるのではなく、読み手にとって理解しやすい自然な文章となるように翻訳をする必要があります。

そのため、英語の理解だけではなく、正確な日本語の知識も求められます。

翻訳者にも得意・不得意分野があることを理解する

さらに翻訳する文書の分野(内容)によって、翻訳者の得意分野、不得意分野があります。

例えば書籍や映画といった文学的な表現力や知識を求められる翻訳を得意とする翻訳者もいれば、医学書や産業翻訳、あるいは法律といったそれぞれの分野における専門的知識や用語を求められる翻訳を得意とする翻訳者もいます。

翻訳は対応する内容によって英語や日本語の知識以外にもプラスアルファの知識が求められることも多い仕事でもあります。

英語の翻訳を依頼したい場合、どのような内容について翻訳をしてもらいたいかをしっかりと伝えることで、その内容を得意とする翻訳者を選ぶことが重要です。

英語の翻訳物の校正作業

英語の翻訳者には、文章を訳すだけではなく、校正・校閲作業も必要です。

自分が訳した文章が正しく訳すことができているか、自然な文章になっているか、表現がわかりやすいか、誤字脱字がないかなど、様々な視点でチェックをおこない、翻訳した文章のクオリティを100点の状態にします。

翻訳作業では、瞬間的な対応力は必要ないかわりに、じっくりと時間をかけて取り組む集中力や緻密な作業への適応性も必要な仕事といえます。

通訳の仕事・業務内容とは?

英語の通訳は、世間では花形の職業とも言われていますが、実際の通訳の仕事はどのような業務を行なっているのかを下記から詳しく解説します。

英語の通訳で求められるスキル

通訳になるために必要な資格はありません。ただ持っている通訳スキルを評価・証明しやすくするために、通訳者を目指す人はビジネス通訳検定「TOBIS」の資格を取得する人が多いです。

TOBISは、試験内容が同時通訳と逐次通訳にわけられおり、1級から4級まででレベル分けされています。

TOBISのような資格があると、依頼する側もスキル判断しやすく、1級を取得していると安心して任せられるレベルであると言えます。

通訳者は資格だけではなく対応力や専門知識も必要

通訳の仕事は必ずしもその現場が予定どおりに話が進むとは限らないため、その時その時の状況にあわせた柔軟な対応も求められます。

英語と日本語双方の言葉を瞬時に変換して通訳することは基本であり、それ以外にも例えば相手の言葉が方言やスラングなど聞きなれない言葉であっても訳す必要があります。

日本語にも地方の方言があるのと同じように、一口に英語といっても様々な言い回しがあることも知識として蓄え、瞬時に変換するスキルが必要です。

また、通訳をおこなう内容によってはその分野の専門知識も求められます。

医療分野や法律に関する内容の会議であれば、その分野の知識や専門用語を自身の中に取り入れておく必要がありますし、国際的な会議であれば時事問題についても広く知識を蓄えておく必要があります。

通訳はわからないことが会話の中にあっても、その場で調べるといったことができません。

何があっても当日途中で通訳できなくなるという事態を避けるためにも、多くの経験と事前の知識の蓄積が重要な責任の重い仕事です。

スキルの高い通訳者であればあるほど、この事前準備に多くの時間をかけ当日に備えています。

英語の通訳と翻訳は同じ人ができるのか

結論からお伝えすると、英語の通訳と翻訳業務を両方を行う人もいます。

知名度がある方を例に挙げると戸田奈津子さんです。

彼女はもともと翻訳を担当していたのですが、映画の翻訳をおこなっていくうちに通訳も依頼され、外国のスターが来日する際には同行して通訳をおこなうことでも有名です。

このように通訳をおこなう人は通訳の仕事のみ、翻訳の仕事をおこなう人は翻訳の仕事のみ、と必ずしも分かれているわけではありません。

ただ、やはり同じ言語の橋渡し役だとしても、その内容は全く異なるため簡単に両方をこなせるわけではありません。

通訳・翻訳のサービス利用はOCiETeがおすすめ

OCiETeでは、1000名以上の「翻訳に精通している人材・通訳に精通している人材」が登録しています。各業界や案件など、それぞれの必要なシーンに合わせて活用することが可能です。

ここからはオンライン翻訳・オンライン通訳サービスを展開するOCiETeの特徴や、おすすめできるその理由を解説していきます。

OCiETe翻訳の特徴

OCiETe翻訳はビジネスシーンで利用しやすく、高いコストパフォーマンスで質の高い翻訳をすることが可能です。

翻訳を求められる業界・分野は多岐にわたりますが、OCiETeには1,000名以上のそれぞれの専門性に特化した翻訳者が登録しています。

OCiETeは、様々な業界の専門知識を持つ翻訳者が多数登録しています。また、一人一人と面談を実施し、得意分野や実績を確認しているため、質の高い翻訳者へ依頼することができることが特徴です。

翻訳者データベースから、業界・分野・実績・翻訳の種類などから翻訳を依頼することが可能です。

また、依頼から翻訳物の納品まで、全て工程が「オンライン」となっています。24時間どこからでも依頼ができ、地方を拠点とする企業様でもお気軽に利用していただくことが可能です。

OCiETeのオンライン翻訳サービスの使い方

OCiETeのオンライン翻訳サービスの使い方

OCiETeのオンライン翻訳サービスは、依頼からご納品まで4つのステップがあります。翻訳サービスの利用方法は以下のような流れです。

ご利用の流れ

  1. 専用フォームからお問合せ
    専用フォームより、翻訳物の種類や言語をご記入の上お問合せください。
    併せて翻訳の利用用途やボリュームなどをご記入いただくとスムーズにお見積りをお出しできます。(翻訳問合せフォームはこちら
  2. お見積り・翻訳者のご紹介
    お見積りと翻訳者のご紹介をOCiETeからお伝えします。
  3. 発注・翻訳業務開始
    ご発注後に、翻訳業務が開始。第一段階の翻訳が完了後にダブルチェックを行います。ダブルチェックは無料です。
  4. ご納品
    メールにて翻訳物をご納品させていただきます。
    お戻し修正がある場合は3営業日以内にご連絡ください。

翻訳の対応範囲

OCiETeのオンライン翻訳サービスで対応している範囲は下記のものです。

  • Webサイト(コーポレートサイト・サービスサイト・ランディングページなど)
  • ビジネス文章(法務契約書・IR・プレスリリースなど)
  • 印刷物・DTP(論文研究レポート・製品、サービスカタログパンフレット・取扱説明書、マニュアルなど)
  • 動画、映像(字幕・ゲーム・アニメ・CMなど)
  • 営業資料(企画書・プレゼンテーション資料・ニュースメディアなど)
  • マーケティング(広告・SNS用投稿文・ニュースメディアなど)

上記の対応範囲の中で、IT分野や通信、金融など幅広い業界・分野に対応しています。
まずは相談だけでも問題ありませんので、お気軽にお問い合わせください。

OCiETeのオンライン翻訳で対応している言語

OCiETeでは英語や中国語などのメジャー言語はもちろん、ヨーロッパやアフリカ、アジア系のマイナー言語にも幅広く対応しています。

例えば中国語の翻訳依頼では、簡体字・繁体字のどちらの翻訳でも可能です!

上記でお伝えした対応範囲の中で、あらゆる言語に対応しています。

OCiETeのオンライン翻訳サービスの利用を検討している方に向けて、実際に利用した企業様の導入事例も公開しています。

サービスを利用したからこそ得られる効果など、利用前の課題解決など参考になるポイントが多いので、ぜひご覧ください。

法人向けオンライン通訳サービス「OCiETe(オシエテ)」について

「OCiETe(オシエテ)」は、契約から発注、業務終了までのすべてをオンラインで完結できる、法人向けのオンライン通訳サービスです。

短時間の通訳案件から、長期間の案件まで、ビジネスシーンで通訳が必要となるケースにおいて柔軟に対応できる体制をOCiETeは整えています。

オンライン通訳のご利用を検討している方は、ぜひ下記から紹介するOCiETeの特徴をご覧ください。

業界最大級の登録数!ハイレベルな通訳者とベストマッチングが可能

オンライン通訳サービス「OCiETe(オシエテ)」には、様々な分野の業界で通訳を経験されてきたスキルやビジネス経験値も高い1,000名以上の通訳者が登録をしています。

契約前にすべての通訳者情報の自己紹介動画やスキルなどのプロフィールを確認することができます。また、ミスマッチを防ぐため、お仕事を依頼される前に事前面談ができる「お試し面談」機能もあるため、ご要望に沿ったベストマッチの通訳者を探すことができるので、安心して依頼をすることが可能です。

さらに オンライン通訳サービス「OCiETe(オシエテ)」ではご希望があればマッチングサポートも行っているので、不安がある方はご相談いただけます。

OCiETeでは、通訳者の紹介はもちろん、依頼主様から「通訳者を探せる・直接依頼できる」プラットフォームもございます。
通訳者の各ページで、スキルや専門分野、料金など明確に記載されているので、ぜひご活用ください!

ビジネスパートナーとしても!専門コーディネーターのサポートがとにかく手厚い

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1時間〜の依頼が可能!大幅な料金削減を実現

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OCiETeのオンライン通訳サービスは、システム利用料などもなく必要な費用は「通訳者への時給のみ」です!わかりやすい料金なので安心してご利用いただけます!

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また、他の通訳サービス活用事例も多く公開していますので、ぜひご覧ください。

まとめ

英語の翻訳と通訳それぞれの仕事の基本を徹底解説についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

ここでのポイントは以下です。

ここがポイント!
  • 翻訳と通訳は、同じ言語の仕事でもその内容は全く異なる
  • 翻訳業務は、読み手にとって理解しやすい自然な文章となるように翻訳をする必要がある
  • 英語だけではなく正確な日本語の知識も求められる通訳の仕事は、瞬発的な対応力や語彙力、スラングや方言への適応力、事前の幅広い知識の蓄積が求められる
  • 英語の翻訳と通訳は両方対応できる人もいるが、基本的には仕事内容が異なるため、それぞれに適した役割の人に依頼をした方が良い
  • OCiETeは通訳と翻訳それぞれに適した人材を登録しているので、いつでも便利に利用できる
  • OCiETeの通訳は1時間単位から気軽に利用できるので料金も安く抑えられる
  • OCiETeのオンライン翻訳はわかりやすいページ単価でプロ翻訳者に依頼ができるから便利

英語の通訳と翻訳は基本的な仕事内容が異なるため、それぞれの役割をしっかりと理解し、依頼したい仕事内容に適した会社に依頼をするのがおすすめです。

OCiETeなら両方の対応がオンラインで便利に活用できるので、気になる方はぜひ一度お問い合わせください!

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はじめまして、OCiETe編集部です! 通訳者・翻訳者マッチングサービスを運営するオシエテが、コラムを通じて各分野での実績を基に、通訳や翻訳依頼をする際に必要なノウハウから、業界のトレンドについて発信しています。