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通訳と翻訳の違い

「通訳」と「翻訳」は、どちらも言語変換を行う業務として似ている仕事です。
しかし、それぞれに求められるスキルや業務内容・必要となる専門知識が異なります。どのようなポイントが異なるのか、この記事で徹底解説します。
この記事を読めば、通訳と翻訳のそれぞれの違いから、活用方法・必要となるシーンまで明確に理解することができるので、ぜひご覧ください。
※ここでは、英語を例に挙げて、通訳と翻訳の違いを解説しています。
通訳と翻訳の大きな違いとは「聞き取り力」と「読解力」

翻訳と通訳は、どちらもその言語に精通していなければできない仕事です。しかし、業務内容は全く異なり、求められるスキルも違います。
例えば英語の翻訳を行う場合、求められるのは「読解力」です。原文を正確に理解し、その内容を正しく、かつ読み手が理解しやすい自然な翻訳を行えるかが重要です。
翻訳の依頼には、本や映画、学術論文や契約書、会議資料など様々な種類がありますが、いずれにしてもかなり高いレベルの正確性が必要です。
翻訳作業では内容に関する下調べや、文化的背景への理解といった多くの下準備が大切です。
一方、通訳に求められるのは、高い「聞き取り能力」です。瞬間的に他言語へ変換して伝えていくテクニック、そしてその内容に誤りや漏れがない正確性も必要になります。
もちろん通訳の仕事も、わからない専門用語や理解しづらい内容により通訳を中断させることがないように、事前に通訳を行う分野の知識・内容について下調べを行い当日に備える必要があります。
通訳の現場は必ずしも予定通りに話が進むわけではありません。臨機応変に対応できる柔軟さも重要です。
上記のように、英語の通訳と翻訳では、同じ英語を扱う仕事でも大きく異なることがわかります。
翻訳の仕事・業務内容とは?

英語の翻訳という仕事について、どのようなスキルが必要なのかを具体的に解説します。
英語の翻訳で求められるスキル
一般的に、翻訳者になるには、英検1級・TOEIC900点以上必要という基準があります。
この条件を見る限り、英語への高く深い理解力などの能力が求められる仕事であることがわかります。

この理由として、英語翻訳の仕事を依頼されたとき、翻訳者はまずその原文を読んで内容を正確に理解する必要があるためです。
最初の理解が正しくできないと、その後の翻訳が正しい内容にならないため、これは絶対的に外すことのできない条件といえるでしょう。
しかし、ただ単に英語を理解できればいいという訳でもありません。
著者や作成者の意図をきちんと理解し、そのままの言葉に置き換えるのではなく、読み手にとって理解しやすい自然な文章となるように翻訳をする必要があります。
そのため、英語の理解だけではなく、正確な日本語の知識も求められます。
翻訳者にも得意・不得意分野があることを理解する
さらに翻訳する文書の分野(内容)によって、翻訳者の得意分野、不得意分野があります。
例えば書籍や映画といった文学的な表現力や知識を求められる翻訳を得意とする翻訳者もいれば、医学書や産業翻訳、あるいは法律といったそれぞれの分野における専門的知識や用語を求められる翻訳を得意とする翻訳者もいます。
翻訳は対応する内容によって英語や日本語の知識以外にもプラスアルファの知識が求められることも多い仕事でもあります。

英語の翻訳を依頼したい場合、どのような内容について翻訳をしてもらいたいかをしっかりと伝えることで、その内容を得意とする翻訳者を選ぶことが重要です。
英語の翻訳物の校正作業
英語の翻訳者には、文章を訳すだけではなく、校正・校閲作業も必要です。
自分が訳した文章が正しく訳すことができているか、自然な文章になっているか、表現がわかりやすいか、誤字脱字がないかなど、様々な視点でチェックをおこない、翻訳した文章のクオリティを100点の状態にします。

翻訳作業では、瞬間的な対応力は必要ないかわりに、じっくりと時間をかけて取り組む集中力や緻密な作業への適応性も必要な仕事といえます。
通訳の仕事・業務内容とは?

英語の通訳は、世間では花形の職業とも言われていますが、実際の通訳の仕事はどのような業務を行なっているのかを下記から詳しく解説します。
英語の通訳で求められるスキル
通訳になるために必要な資格はありません。ただ持っている通訳スキルを評価・証明しやすくするために、通訳者を目指す人はビジネス通訳検定「TOBIS」の資格を取得する人が多いです。
TOBISは、試験内容が同時通訳と逐次通訳にわけられおり、1級から4級まででレベル分けされています。

TOBISのような資格があると、依頼する側もスキル判断しやすく、1級を取得していると安心して任せられるレベルであると言えます。
通訳者は資格だけではなく対応力や専門知識も必要
通訳の仕事は必ずしもその現場が予定どおりに話が進むとは限らないため、その時その時の状況にあわせた柔軟な対応も求められます。
英語と日本語双方の言葉を瞬時に変換して通訳することは基本であり、それ以外にも例えば相手の言葉が方言やスラングなど聞きなれない言葉であっても訳す必要があります。
日本語にも地方の方言があるのと同じように、一口に英語といっても様々な言い回しがあることも知識として蓄え、瞬時に変換するスキルが必要です。
また、通訳をおこなう内容によってはその分野の専門知識も求められます。
医療分野や法律に関する内容の会議であれば、その分野の知識や専門用語を自身の中に取り入れておく必要がありますし、国際的な会議であれば時事問題についても広く知識を蓄えておく必要があります。
通訳はわからないことが会話の中にあっても、その場で調べるといったことができません。
何があっても当日途中で通訳できなくなるという事態を避けるためにも、多くの経験と事前の知識の蓄積が重要な責任の重い仕事です。

スキルの高い通訳者であればあるほど、この事前準備に多くの時間をかけ当日に備えています。
英語の通訳と翻訳は同じ人ができるのか
結論からお伝えすると、英語の通訳と翻訳業務を両方を行う人もいます。
知名度がある方を例に挙げると戸田奈津子さんです。
彼女はもともと翻訳を担当していたのですが、映画の翻訳をおこなっていくうちに通訳も依頼され、外国のスターが来日する際には同行して通訳をおこなうことでも有名です。
このように通訳をおこなう人は通訳の仕事のみ、翻訳の仕事をおこなう人は翻訳の仕事のみ、と必ずしも分かれているわけではありません。
ただ、やはり同じ言語の橋渡し役だとしても、その内容は全く異なるため簡単に両方をこなせるわけではありません。
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ご利用の流れ
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まとめ

英語の翻訳と通訳それぞれの仕事の基本を徹底解説についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
ここでのポイントは以下です。
- 翻訳と通訳は、同じ言語の仕事でもその内容は全く異なる
- 翻訳業務は、読み手にとって理解しやすい自然な文章となるように翻訳をする必要がある
- 英語だけではなく正確な日本語の知識も求められる通訳の仕事は、瞬発的な対応力や語彙力、スラングや方言への適応力、事前の幅広い知識の蓄積が求められる
- 英語の翻訳と通訳は両方対応できる人もいるが、基本的には仕事内容が異なるため、それぞれに適した役割の人に依頼をした方が良い
- OCiETeは通訳と翻訳それぞれに適した人材を登録しているので、いつでも便利に利用できる
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