Google Meetで同時通訳はできる?AI翻訳の使い方と商談・会議に通訳者を入れる方法

Google Meetで同時通訳はできる?AI翻訳の使い方と商談・会議に通訳者を入れる方法

Google Meetで海外の取引先や拠点と商談・会議を行う際、「Google Meetで同時通訳はできるのか」と迷う担当者は少なくありません。本記事では、Google Meet同時通訳の可否を整理したうえで、標準のAI翻訳機能の使い方と利用条件、商談でAIだけに頼るリスク、人間の通訳者を会議に入れる具体的な方法を解説します。

初めてGoogle Meetで同時通訳を実施する方も、ぜひ参考にしてください。

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Google Meetで同時通訳はできる?

結論から言うと、Google MeetにはZoomやWebexが備える「通訳者用の音声チャネル」機能はありません。標準で使えるのは、AIによる「翻訳字幕」と「音声翻訳」の2つです。人間の通訳者による同時通訳を行いたい場合は、進め方の工夫や外部ツールの併用が必要になります。

通訳者用の音声チャネル機能はない(Zoom・Webexとの違い)

Zoomには「言語通訳」機能があり、ホストが言語ごとの音声チャネルに通訳者を割り当て、参加者は聞きたい言語のチャネルを選んで通訳を聞けます。Webexにも同時通訳機能があり、主催者が言語の音声チャネルを作成し、通訳者を招待して言語を割り当てられます。

一方、2026年10月時点のGoogle Meetヘルプで確認できる翻訳関連の機能は、翻訳字幕と音声翻訳です。通訳者を割り当てる音声チャネル機能についての記載はありません。海外の通訳プラットフォーム事業者も、Meetには通訳者と聞き手の音声を分けるチャネルが標準搭載されていないと説明しています。

標準で使えるAI翻訳機能(翻訳字幕・音声翻訳)

Google Meetに標準で備わるAI翻訳機能は、次の2つです。

  • 翻訳字幕:発言を文字に起こし、選んだ言語に翻訳して字幕として表示する機能です。
  • 音声翻訳:AIが発言を翻訳し、話者の声に似た音声で聞かせる機能です。

どちらも利用できるプランやアカウントが決まっており、すべての利用者が使えるわけではありません。

オンライン同時通訳とは?方法・注意点・サービスの選び方について解説

Google MeetのAI翻訳機能の使い方

google meet 同時通訳に使えるAI翻訳機能の設定手順

ここでは、翻訳字幕と音声翻訳それぞれの設定手順と利用条件、日本語への対応状況を整理します。

翻訳字幕の設定手順と利用条件

翻訳字幕は、パソコン版のGoogle Meetで次の手順でオンにします4。

  1. 会議中に「その他のオプション」アイコンをクリックする
  2. 「設定」→「字幕」を開く
  3. 「会議の使用言語」を選ぶ
  4. 「字幕の翻訳」をオンにする
  5. 翻訳先の言語を選ぶ

利用できるGoogle Workspaceのエディションは、Business Standard、Business Plus、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Google AI Pro for Educationです。段階的に提供される機能のため、対象エディションでもまだ使えない場合があります。

音声翻訳の設定手順と利用条件

音声翻訳は、話し始めから数秒遅れて翻訳音声が流れる仕組みです。2026年10月22日の発表により対応言語は63言語に広がり、話している言語をMeetが自動で判別して、聞き手それぞれの希望する言語に訳すようになりました。

音声翻訳の設定手順
  1. 対象アカウントのユーザーが、会議中に「会議ツール」アイコン→「音声翻訳」を開き、言語の組み合わせを選んで「すべての参加者に対して翻訳を有効にする」をクリックする
  2. 各参加者が画面上部の音声翻訳バッジから「話す言語」と「あなたが聞き取りたい言語」を選ぶ(初めて使う場合は「翻訳を許可」が必要)

利用できるのは、Google AI Pro/Ultra、Google Workspace Business Standard/Plus、Enterprise Standard/Plus、Frontline Plus、AI Pro for Education、AI Expanded Accessです。会議ごとの利用時間の上限は90分で、ライブ配信や録画では使えません。1つの会議で使える言語の組み合わせは1つだけで、ホストが対象アカウントでない場合や、参加者が18歳未満の場合も利用できません。

日本語への対応状況

日本語への対応状況は、2026年10月時点のGoogle公式ヘルプで次のとおり確認しました。

  • 翻訳字幕:対応言語に日本語が含まれています。
  • 音声翻訳:翻訳できるのは英語とフランス語・ドイツ語・ヒンディー語・イタリア語・ポルトガル語・スペイン語の間のみで、日本語は含まれていません。

音声翻訳の対応言語は、2025年9月の報道時点では4言語とされるなど、情報源の時期によって記載が異なります。日本語と英語の商談では、現時点で使えるのは翻訳字幕のみと考え、利用前に最新のヘルプを確認してください。

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商談・会議でAI翻訳だけに頼るときのリスク

google meet 同時通訳をAI翻訳だけで行うときのリスク

AI翻訳は手軽に使える一方、商談や交渉の場面では注意すべき点があります。ここでは代表的な2つのリスクを紹介します。

専門用語・固有名詞の誤訳

AI翻訳は、業界の専門用語や社名・製品名などの固有名詞を、文脈に合わない訳語に置き換えてしまうことがあります。数字の聞き間違いも、そのまま訳されて相手に伝わります。Google自身も、リアルタイム翻訳は録音やテキストからの翻訳よりエラーが多いと注意を促しています。

商談や契約交渉では、単価・数量・納期・支払条件の誤訳が取引条件の認識違いにつながります。重要な数字や合意事項は、会議後にメールや書面で確認する運用を併せて行いましょう。

機密情報の取り扱い

社外秘の情報を扱う会議でAI翻訳を使う場合は、社内の情報セキュリティ規程でAI翻訳ツールの利用が認められているかを事前に確認してください。あわせて、ツール側でデータがどう処理・保存されるかの確認も必要です。

音声翻訳については、音声は保存されず、モデルのトレーニングにも使われないとヘルプに記載されています。翻訳字幕を含む会議データの扱いは、Google Meetのセキュリティとプライバシーに関するページで確認することをおすすめします。

参照:Google Meet|Google Meet のセキュリティとプライバシー(ユーザー向け)

Google Meetに人間の通訳者を入れる3つの方法

google meet 同時通訳で人間の通訳者を入れる3つの方法

Google Meetで人間の通訳者を入れる方法は、大きく3つあります。会議の目的や参加人数に合わせて選びましょう。

①逐次通訳で進行する

逐次通訳(話者と通訳者が交互に話す形式)であれば、Google Meetの標準機能のまま、通訳者を参加者として招待するだけで実施できます。特別な設定が不要なため、少人数の商談に取り入れやすい方法です。

ただし、発言と訳出を交互に行うため、会議時間は通訳なしの場合の約2倍を見込む必要があります。議題を絞る、資料を事前に共有するなど、時間配分の工夫が欠かせません。

逐次通訳とは?同時通訳・ウィスパリングとの違い、やり方・料金相場と依頼のポイントを解説

②通訳音声を別の回線で流す

同時通訳(話者の発言とほぼ同時に訳出する形式)を行う場合は、通訳者がGoogle Meetで原音を聞き、訳出した音声を別の会議室や電話会議の回線で聞き手に届ける方法があります。聞き手はMeetの画面と資料を見ながら、別回線で通訳音声を聞く形です。

運用上は、次の2点に注意が必要です。

参加者の操作の手間:参加者は2つの回線に接続する必要があります。社外の参加者が多い場合は、接続手順を事前に案内しておきましょう。

音声の混線:同じ端末で2つの音声を流すと、原音と通訳音声が重なったりハウリングが起きたりします。別の端末とイヤホンを使う、Meet側の音量を下げるなどの対策が必要です。

③外部の同時通訳プラットフォームを併用する

Google Meetと併用できる外部の同時通訳プラットフォームを使う方法もあります。RSI(Remote Simultaneous Interpretation:遠隔同時通訳)と呼ばれる仕組みで、会議の音声を外部プラットフォームに取り込み、通訳者が専用の画面から訳出します。参加者は、ブラウザの別タブやスマートフォンのアプリで通訳音声を聞く形です。

Meetを使い続けたまま通訳音声だけを別経路で届けられる一方、プラットフォームの利用料や参加者への案内、セキュリティ要件の確認が必要です。

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同時通訳が必要な会議はZoom・Webexへの切り替えも選択肢

参加者が多い会議や、複数言語の同時通訳が必要な会議では、通訳者用の音声チャネル機能があるZoomやWebexの利用も検討できます。参加者は会議画面から聞きたい言語を選ぶだけで通訳を聞けるため、別回線を案内する手間を減らせます。

ただし、利用できるプランや会議形式に条件があり、Webexでは事前スケジュール予約での割り当てが基本となります。取引先がGoogle Meetを指定している場合は、切り替えの可否を相手と相談したうえで判断しましょう。

Zoomで同時通訳機能を使う方法|必要プラン・設定手順・通訳者手配まで完全ガイド
Webexで同時通訳を行う方法とは?ビジネス会議での事前準備・設定手順・注意点を解説

Google Meetの会議に通訳者を手配する流れ

google meet 同時通訳のための通訳者手配の流れ

通訳者を手配する前に決めておくことと、本番前のリハーサルで確認することを整理します。

事前に決めておくこと(言語・人数・会議形式・リハーサル)

通訳者を手配する前に、次の4点を決めておくと手配がスムーズです。

  • 言語の組み合わせ:日本語と英語など、どの言語間で通訳が必要か
  • 参加人数:誰が発言し、誰が通訳を聞くのか
  • 逐次か同時か:会議時間や議題の性質から選ぶ。同時通訳を長時間行う場合は、通訳者を複数名で手配するのが一般的です
  • 通訳音声の届け方:前述の①〜③のどの方法を使うか

本番前のリハーサルでは、原音と通訳音声の聞こえ方(音量・遅延・ハウリングの有無)と、通訳者との合図(話者交代の伝え方、聞き直しを求めるときの方法など)を確認しておきましょう。

オンライン同時通訳とは?方法・注意点・サービスの選び方について解説

通訳・翻訳の依頼をお急ぎの場合は下記の電話番号からお気軽にお問い合わせください。
電話番号:03-6868-8786
営業時間:平日9時30分~18時30分
※土日祝は、オンライン(メール・お問い合わせフォーム)のみの対応となっております。予めご了承ください。

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Google Meetの会議通訳ならオンライン通訳「OCiETe(オシエテ)」

1時間単位で利用できるオンラインならOCiETe通訳

「Google Meetの商談に通訳を入れたいが、どの方法が合うのかわからない」という担当者には、オンライン通訳サービス「OCiETe(オシエテ)」にお問合せください。

OCiETeのオンライン通訳は、1時間単位で依頼することができ、短時間の定例会議や単発の商談にも取り入れやすい料金体系です。

依頼内容は専門のコーディネーターがヒアリングし、分野や言語に合った通訳者の候補を複数名提案します。最終的な通訳者は依頼企業が選定できるため、業界知識を重視したい会議にも対応しやすくなっています。会議の前には30分〜1時間程度の事前打ち合わせを行い、進行や専門用語をすり合わせます。

オンライン会議システムを問わず対応しているため、逐次通訳で進めるか、同時通訳の音声をどう届けるかといった会議形式の相談から任せられます。NDAの締結にも対応しており、ISMS(ISO/IEC 27001)認証を取得しているため、機密性の高い商談でも相談しやすい体制です。

過去実績・導入事例は以下から見ることができます。ぜひ参考にしてみてください。

OCiETe通訳
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まとめ:Google Meetで通訳を入れるときのポイント

この記事のポイントは以下のとおりです。会議の目的と参加者に合った方法を選び、確実に意思疎通できる体制を整えましょう。

ここがポイント!
  • Google MeetにはZoom・Webexのような通訳者用の音声チャネル機能はなく、標準で使えるのはAIの翻訳字幕と音声翻訳
  • 2026年10月時点で、日本語に対応しているのは翻訳字幕のみ。音声翻訳は日本語非対応で、1会議90分の上限がある
  • 商談では誤訳や機密情報の扱いに注意し、重要事項は書面でも確認する
  • 人間の通訳者を入れる方法は、逐次通訳・別回線・外部プラットフォームの3つ
  • 大人数や多言語の会議では、Zoom・Webexへの切り替えも検討する

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