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2018年における日本からベトナムへの直接投資額は2年連続で首位(※1)となっており、ベトナムのビジネスパートナーとしての注目の高さが伺えます。
ベトナム人口の平均年齢は31歳でとてもエネルギッシュです。人材不足が叫ばれる日本とは、今後も強いパートナーシップが続くことが予測されます。
ただ、ベトナム人とのコミュニケーションには当たり前ながらベトナム語という言語の壁があります。ベトナム語で円滑なコミュニケーションを図るにはプロの通訳者が必要です。
ここで、ベトナム通訳を依頼した場合、どういう基準で選べば良いのか、料金はどれくらいなのか気になる方も多いのではないでしょうか?
ここでは、ベトナム語通訳を依頼する際に覚えておきたい大事な通訳のスキルや料金相場などについて解説します。
ベトナム語通訳ならOCiETeが高コストパフォーマンスでおすすめ!
オンライン通訳サービス「OCiETe(オシエテ)」はパソコンやタブレットを使用し、オンライン上で契約から業務までを完了できるサービスです。
通訳者の移動時間、交通費、宿泊費などが発生せず、通訳者が設定している時給料金のみの見積もりとなります。
通訳者には1時間から仕事を依頼することが可能で、無駄な料金は発生しないため、派遣型通訳の相場よりかなり安く利用することが可能です。
OCiETeはオンラインだけではなく現地通訳も依頼できる
OCiETeでは、日本国内だけではなく、ベトナムでの現地通訳の手配も行っています。
海外視察、商談、取材、研修、アテンドなど、通訳の目的・シーンに合わせて、最適な通訳者をアサインします。
ベトナム語通訳を依頼する際のポイント
日本国内で働く外国人労働者で、中国人の次に多いのがベトナム人であるというデータ(※2)があります。
日本国内で就労するベトナム人は日本文化や日本語への理解があるため、日本人との会話に積極的な人も多いでしょう。
しかし、これらのコミュニケーションと、ビジネスでのベトナム語コミュニケーションは全くの別物です。
ビジネスでのベトナム語通訳においては、業界理解や現地でのコミュニケーション力など通訳を行う上で備えておくべき事項が多数あります。
では、ベトナム語通訳を通訳会社に依頼するときに考慮すべきことは何があるでしょうか。
大きくは次の4点です。これらを準備のうえ、複数のベトナム語通訳会社に確認を取ることがベトナム語通訳で失敗しないポイントになります。
依頼したい内容を整理しておく
→業界/対象人数/日時/場所/場面(会議、訪問、会食 など)/通訳形態
これらをまとめておくことで通訳会社はより案件に最適な通訳者を紹介することができます。
相手のベトナム語地域
→ベトナム語は地域(北部、中部、南部)によって訛りが異なります。
例えば、南部のホーチミン向けベトナム語と中部のダナン向けのベトナム語では異なります。対象者がどこの地域の人なのかあらかじめ確認しましょう。
業界に精通したベトナム語話者がいるのか
→ビジネス通訳は業界によって表現が異なるため、依頼の業界に精通した通訳者が在籍しているのか通訳会社に確認しましょう。
これまでの通訳実績
→ベトナム語は母音の数が多く発音が難しい言語です。
さらに、ベトナムではネイティブではないベトナム語を積極的に理解しようとはしない傾向があるので、これまでベトナム人向けの通訳を行ってきた実績が豊富な人選を行うほうが安心です。
依頼前に通訳者の実績を教えてもらえるのか通訳会社に確認しましょう。
※2参考
→厚生労働省「「外国人雇用状況」の届出状況【概要版】(令和元年 10 月末現在)」(PDF)
ベトナム語の派遣(出張)通訳を依頼した場合の料金相場
ベトナム語の通訳派遣を依頼した場合の料金相場をまとめました。
通訳会社では半日(3~4時間)、全日(7~8時間)という時間区分で料金設定される場合が多いため、実際の稼働・業務時間と必ずしも同じではありません。
【ビジネス通訳:同時通訳】
レセプションやセミナーなど大勢の人が集まる場所での通訳形態。専用機材で収音し、発話と同時に通訳を行う
半日:78,000円~
全日:105,000円~
【ビジネス通訳:ウィスパリング】
契約や商談など、小規模な集まりでスピード感が必要な場合に利用される通訳形態。機材は使わず、口頭で同時通訳を行う
半日:41,000円~
全日:60,000円~
【ビジネス通訳:一般】
相手の発話を聞いてから通訳する逐次通訳を利用する。工場見学や企業訪問といった際に使われる通訳形態
半日:28,000円~
全日:45,000円~
【簡易通訳】
ビジネス以外で専門性を要しない通訳。プライベート会話などに利用する
半日:20,000円~
全日:28,000円~
これらはあくまで基本料金の相場です。
実際の見積もりには、担当者のスキル料金や交通費などが上乗せされるため、上記にプラスして5万円~料金が上乗せされることが想定されます。
ベトナム語のオンライン通訳は派遣型よりも低料金で利用可能
派遣型の通訳を依頼した場合、現場に通訳者がいることによりベトナム語のコミュニケーションに不安がなくなり安心してビジネスに臨めます。しかし、その派遣料金は決して安いとは言えません。
前述した、ベトナム語の通訳活用シーン2のCASE1のような場合、「ビジネス通訳:一般」で見積もりをしてみると、
<半日料金>28,000円+<スキル料金・実費等>50,000円=<見積もり料金>78,000円
となります。
月に1回、12か月間で依頼するとすれば、年間100万円近くの計算になってしまいます。このような場合にもおすすめしたいのが、オンライン通訳サービスを利用することです。
オンライン通訳サービス「OCiETe(オシエテ)」の通訳サービスなら高品質なベトナム語通訳が低コストで依頼できます。
ベトナム語通訳サービス|OCiETe通訳
ベトナムは国際的ビジネスの一角として注目度が上がっている国の一つ
ベトナムは人口推移が安定していて、豊富な労働人材、基礎学力の高さから多くの外資系企業が参入していることもあり、国内総生産(GDP)・経済ともに発展が加速しています。
また、数年前から海外から大きな製造拠点をベトナムに建設されており、輸出拠点を一国に集中するだけではなく「チャイナプラスワン」としてベトナムが投資国の対象として大きな注目を浴びています。
日本企業もベトナムへの進出は増えている
日本企業も技術やサービスをより世界へ拡大していくために、ベトナム進出を図る企業も少なくありません。
2023年6月には、創業昭和22年という歴史を持つ松阪市の食用油製造「辻製油」が、独自の製造手法と活かし、ベトナム現地の法人と美容ドリンク販売の業務提携を結びました。
美容分野の需要が高いベトナム企業との協業を図ることで、さらに販路拡大を目指すという目的があります。
つまり、今後ベトナムは世界から見ても大きな経済注目がある国であり、グローバルビジネスの相手国として進出先の候補になる可能性が高いということです。
ベトナムへの事業進出、拠点設立を円滑に進めるためにはビジネス通訳のクオリティは無視できません。
では、ベトナムと関わるビジネスではどんなシーンでの通訳、どんなスキルが求められるのでしょうか。
ベトナム語のビジネス活用シーンと求められる通訳のスキル
これまで中国を製造拠点としていた日本の製造業が、様々なチャイナリスクを経験したことで、リスク分散のためにチャイナプラスワンを実施しています。
その拠点の一つが安価な労働力と、勤勉な国民性をもつベトナムです。
また、ベトナムは国策としてIT人材の育成に力を入れているという面もあり、近年ではオフショア開発企業の進出も目立っています。
ベトナム語の通訳活用シーン1:工場視察・見学
現地でのベトナム語通訳で多いシーンの一つが工場視察・見学です。
工場での通訳を行う場合、誰に対してどのような場面で通訳をするのかによって、通訳形態が異なってきます。
CASE1:自動車部品製造工場で技術指導を行いたい
座学で複数人に指導するならば、同時通訳、ウィスパリング通訳が得意な通訳者を選びましょう。
現場で個別指導を行う場合は、より緻密な意思疎通ができる逐次通訳で指導を行いましょう。
CASE2:化粧品の製造工場へ現地企業を招いて、工場見学をしながら設備を紹介したい
複数の企業の担当者を率いる必要がありますので、事前打ち合わせを行える通訳者を選びましょう。
また、企業担当者の出身地は多岐にわたるため、通訳者がベトナム全土の訛りに対応できるのか確認しておきましょう。
ベトナム語の通訳活用シーン2:オンライン会議
インターネットを使用したオンライン会議は特にインターネット関連企業で積極的に取り入れられています。
CASE1:ベトナムのオフショア開発企業とシステム開発に関する打ち合わせをオンライン会議で行う
現場スタッフと開発資料を見ながら打ち合わせを行います。
システム開発に伴う知識やインターネット系広告についての知識をもっている通訳者が理想です。
CASE2:ベトナム支店をもつホテルグループが現地従業員向けにオンラインで全体会議を行う
従業員向けの会議では特に専門用語も多く使われます。ホテル業界や観光業界の知識をもった通訳者が良いでしょう。
また限られた時間内で多くのスタッフに情報を発信するため、同時通訳のスキルが必要となります。
オンライン会議は、その手軽さから定期的に実施される場合も多いですので、派遣型の通訳者に何度も依頼する場合にはコストが高額になります。
見積もりの段階で「毎月1回、半日の通訳を1年間契約で依頼します。」といったように、ある程度の期間をまとめて発注すれば見積もり金額が減額される場合もありますので、可能な場合はぜひ交渉を行ってください。
会議が不規則でまとめて依頼できない場合には、後述するオンライン通訳サービス「OCiETe(オシエテ)」の利用もおすすめです。
ここで紹介した通訳の種類について、下記の記事で詳しく解説しています。どんな通訳手法が合うのか、どんなシーンで活用すべきかなのかなど、参考になる内容になっています。ぜひご覧ください。
まとめ
ベトナム語通訳は適切に依頼会社を選定するべき理由について解説しました。
ベトナム語通訳を依頼する会社選びのポイントは、下記となります。
- ベトナム語の通訳を探す前に、通訳に伝える案件概要を整理
- 通訳者の実績を見える化してくれる通訳会社で通訳者を探す
- 通訳の派遣会社では見積もりが高額になりやすい
- オンライン通訳サービス「OCiETe(オシエテ)」なら低予算でも高スキルな通訳を利用できる
ビジネスでのベトナム語コミュニケーションには業界知識・地域別表現・ネイティブ発音などが必要になるため、プロの通訳者の存在が必要不可欠です。
「ベトナム語通訳を依頼したい」「今後必要になる」という方は、お気軽にご相談ください!
これを読むことでベトナム語の通訳会社の探し方と料金相場、そして賢く選べば相場より安く通訳を利用する方法がわかりますのでぜひ最後までお読みください。