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通訳は、英語や中国語など外国語を使用するシーンにおいて会話・意思疎通の成立をサポートするための仕事です。
年々グローバル化が進む現代において、通訳が必要になるケースは増えて続けています。
違う言語の人同士の架け橋となる通訳の仕事に、憧れる人も少なくありません。
これから通訳者として活躍していきたいという方は、通訳の仕事内容や、通訳案件を受注するためにはどうすれば良いのかなど、あらゆるポイントが気になる方も多いのではないでしょうか。
まずはおさらい!通訳が必要な場面とは
通訳の仕事内容を知る前に、通訳が必要になるシーン・通訳者のニーズをまずは理解しておきましょう。
通訳はビジネスから観光まで、英語など外国語の意味を理解する必要があるシーンで通訳が活躍します。
そして通訳には大きく分けて3つの種類で、同時通訳・逐次通訳・ウィスパリングがあります。この3つの通訳手法には、それぞれの特徴があり、活用すべきシーンは異なります。
それぞれの通訳形式については下記の記事で詳しく解説しています。
通訳の仕事内容
冒頭でも少し紹介しましたが、通訳は外国語でのコミュニケーションが必要な際に、サポートする仕事です。
単に言葉・会話を翻訳するだけでは務めることのできない特殊な仕事と言えます。
単語・意味は同じでも言葉のニュアンスや感情によって意味合いが変わることもあり、直訳するだけでは円滑なコミュニケーションを作ることができません。
単に会話を訳すだけではなく、各国の文化的な違いや言葉に込められた意味合いをしっかりと理解し、正確な意思疎通の架け橋をつなげることが通訳者としての重要な役割と言えます。
企業に在籍する通訳者やフリーの通訳者、副業として活動している方など、通訳者それぞれの働き方によって実際の業務内容や流れが異なることもありますが、ここからは通訳者の基本的な仕事内容と流れをご紹介します。
事前準備(資料の読み込みや専門用語の下調べなど)
通訳業務が決まれば、まず初めに通訳時に必要となる情報や知識を整理する必要があります。
多くの通訳案件では専門知識のある分野での案件が基本となるため、話の内容や専門用語のおさらいをしておきましょう。
ただし、予測通りに会話が進む訳ではないので、分野に精通している場合でも下調べなどの事前準備は必要不可欠です。
また、深い部分まで知識がない案件の場合は、必ず資料の読み込み・専門用語の下調べを行なってください。
言葉だけ理解できたとしても、会話内容の意味や通訳の目的を理解していなければ正確な通訳はできません。事前準備を整えておくことで、より正確で質の高い通訳が可能になります。
事前打ち合わせ(通訳を行う会議やセミナーの意図や着地点の確認)
事前準備の1つとして通訳当日までに、案件関係者との打ち合わせを行うのが一般的な流れです。
打ち合わせでは、通訳を行うプロジェクトの内容から、どんな会話が行われるのか、どのようなコミュニケーションを取るべきかなどについて打ち合わせが行われます。
実施するプロジェクトの内容・知識の確認をして擦り合わせて行くことで、より身のある通訳を行うことが可能です。
通訳実施
通訳者自身の事前準備、関係者との打ち合わせが完了すれば、実際の通訳業務を行うのみです。
話し手・聞き手の意図が正確に伝わるように工夫をして、通訳業務を進めていきましょう。
ここで重要なのは、臨機応変かつ柔軟に対応すること。どれだけ事前準備を行なっていたとしても、予測していなかったハプニングが起こる可能性も十分にあります。
会話の間を取り持つだけではなく、冷静にプロジェクトを進めるのも通訳者に必要なスキルの1つです。
通訳者としての仕事受注方法
通訳者として仕事を受注するには3つの方法があります。
- クラウドソーシングサイトに登録
- 通訳エージェントに登録
- 社内通訳者として活動する
以上3つの受注方法が基本です。
下記からは、それぞれ3つの仕事受注方法について解説していきます。
ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソージングサイトに登録する
クラウドソーシングサイトは、仕事を発注したい企業と案件を受注したい個人をマッチングさせることを目的とするサイトです。
登録することによって、単発・長期の通訳業務を簡単に見つけられることができます。
募集中の通訳案件に応募し、企業側が応募者を見て案件内容にマッチしていると判断すれば、採用となり仕事の発注をしてくれます。
クラウドソージングサイトで実績を積み上げていけば評価・レビューも増えていき、企業側からスカウト(オファー)をしてもらって継続的に案件受注ができるということも珍しくはありません。
クラウドソージングで有名なのが「ランサーズ」と「クラウドワークス」です。
通訳案件専門のサービスではありませんが、業界大手ということもあり、案件数・種類ともに多くあります。
実績がない場合でも、応募を繰り返していけば受注すること自体は難しくありませんので、通訳者として実務経験・実績を積み上げていきたいと考えている方は、まずは有名なランサーズやクラウドワークスなどに登録することをお勧めします。
実際に応募や受注を目的とするだけではなくても、どんな仕事(案件)があるのか、どれくらいの報酬が相場なのかなどを確認するだけでも良いです!
通訳に特化したエージェントに登録する
「通訳を依頼する」という需要の相手は、必ずしもフリーランスの通訳者だけではありません。
通訳業界には通訳者の派遣を専門とする通訳エージェントがあります。
この通訳エージェントに登録することができれば、実務経験が少ない方でも通訳のお仕事を獲得しやすいです。
通訳者としての仕事のノウハウを得られるだけではなく、経験・実績を積むことができ、通訳者としての将来を形成しやすくなります。
通訳エージェントへの登録は、最初の一歩として有効な手段です!
通訳者の仕事に対する考え方はさまざまで、通訳者一本で働いて出来る限り稼いでいきたいという考えもあれば、家庭や仕事(本業)とのバランスを両立させてフリーや副業として働いていきたいという考えもあります。
通訳エージェントは、このような通訳者側が持つそれぞれの考えに合わせて、マッチする通訳案件を紹介してくれることが多いです。
まずは通訳者としての一歩を歩みたいと考える方にとっても安心できます。
通訳者としての仕事を本格的に進めたいと考えている場合は、通訳エージェントに登録してみることもおすすめします。
社内通訳になる(正社員・契約社員・アルバイト・パート)
最後の通訳者としての仕事受注方法は、社内通訳者として活動することです。
社内通訳とは、企業内に常駐・在籍し、その企業内で必要な通訳業務に対応する通訳者のことです。
在籍先もさまざまありますが、主に外資系や海外との取引がある日系企業などが挙げられます。
- IT
- メーカー(製造)
- 広告
- コンサルティング
- 製薬
- 銀行 など
外国人が社員としている企業だけではなく、海外企業との関わりを持つ企業などでも社内通訳者のニーズが高いです。
また、社内通訳者の仕事内容として、通訳業務だけでなく翻訳業務も行うことが条件であることが多いです。
「通訳者として」だけにこだわらず、翻訳業務にも携わりたい。または抵抗がない。という考えであれば選ぶ企業の幅は広がります。
通訳者として活躍するならOCiETeへの登録もおすすめ!
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まとめ
通訳者としての仕事・案件は、あらゆるシーン・分野で活躍できる場があり需要も高いです。
スキルアップしつつ実績も積むことができれば、より幅広く通訳者として活躍できると言えます。通訳者の働き方も正社員・アルバイトから短期派遣・フリーランスなどと色んな働き方があるので、自分に合ったものを選ぶことを第一に考えていきましょう。
- 通訳者としての実績がないポジションから第一線を目指す場合は通訳アシスタントの仕事もこなしていく
- 通訳実績・スキルがある場合は、自分の条件に合わせて得意・興味のある分野を選ぶ
通訳者として活躍していきたいと考えているなら、まずは通訳者として何ができるかを見極め、どんな業界・企業からの需要があるのかを知ることが大事です。
自分のスキルや経験から算出した案件にマッチするものを探し、スキルアップに繋がるものを選んでいきましょう。
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社内通訳として通訳者を確保することで、通訳者のリソースを社内に費やしてくれるため、あらゆる業務を依頼しやすく予算も立てやすいのが特徴です。
しかし、通訳が必要のない時期でもコストが発生し、契約解除が難しい場合もあります。
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この記事では、通訳者の役割や実際の仕事の流れ、仕事受注方法などについて解説します。ぜひ最後までご覧ください!