通訳に必要な資格とは?通訳者にとって本当に大切なスキルを解説

通訳に必要な資格とは?通訳者にとって本当に大切なスキルを解説

通訳に有利な3種類の資格とその難易度

言語を他の言語に訳す「通訳」の仕事をするためには、どういった資格が必要なのでしょうか。

実は通訳には、不動産鑑定士の資格や司法試験のように、「これを持っていないと通訳として働けない」といった公的な資格はありません。誰でも語学の実力さえあれば、すぐにでも通訳者を名乗ることができます。

しかし、通訳は高い語学力や他言語での表現力、さらにビジネスシーンでは専門的な難しい単語で構成される会話を訳す能力などハイレベルなスキルが求められます。

いくら通訳に資格が必要ないとはいえ、ただ「通訳者です」と自称しても、なかなか信用が得られず仕事を依頼してもらうのは簡単ではありません。

そのため、言語スキルを客観的に証明するため、通訳者が取得する資格があります。

ここでは、英語通訳者を例として

・通訳を仕事にしたい人が取得する3種類の資格とその難易度は?
・通訳にとって実は資格より重要な2つのスキル
・通訳を依頼するとき、オンライン通訳サービス「OCiEte(オシエテ)」がおすすめな理由

について解説します。

これを読むことで、通訳に有利な資格とその難易度や資格だけでは足りない通訳の大事なスキルがわかり、今後ビジネスシーンで通訳を依頼する時のスキル確認の参考になりますので、ぜひ最後までご覧ください!

通訳案内士

通訳に公的な資格は必要ありませんが、実はひとつだけ国家資格が必要な通訳の仕事があります。

それは「通訳案内士」という資格です。

通訳案内士とは、外国語を使って外国人に旅行観光の案内をすることができる資格です。

この資格は国籍に関係なく取得できるため、外国人の方でも日本で取得されている方も多く、インバウンドの増加に伴って今日注目を浴びている資格です。

さらに、通訳案内士には「全国通訳案内士」と「地域通訳案内士」の2種類があり、「全国通訳案内士」は年に一度だけ受験できる国家資格とです。

難易度も年によって異なりますが合格率が20%を切る比較的難しい資格です。

通訳案内士の資格をもっているということは、国家に認められた通訳者であるという証明でもあるため、英語でのコミュニケーションが良好におこなえるという目安になります。

TOEIC

英語の能力検定にはたくさんの種類がありますが、その中でもTOEICは世界中でテストが実施されているため一番知名度が高く英語の知識をはかるうえで信用度の高い試験といえます。

TOEICは、アメリカのETS(Education Testing Service)という非営利団体が運営しており、実は3種類のテストが存在します。

その中でも一般的に多くの人が受けているTOEICと呼んでいるテストは、TOEIC Listening & Readingのことを指しています。このテストはビジネスや日常における英語のコミュニケーション能力を測るためのもので、リスニングと筆記試験を実施します。

通訳として求められるスコアの難易度は高く、TOEICで高いスコアを獲得することで語学力がどの程度高いかを明確に証明できる資格になります!

TOBIS(ビジネス通訳検定)

TOBISは、通訳者が企業などで通訳として働くために必要なビジネス知識上の語学力をみる検定です。

この資格は、日本の非営利団体であるNPO法人CAISが運営しており、通訳のビジネス通訳スキルをこの資格の級数で判断します。

この資格をもっていると、依頼者は通訳者がどの程度のレベルでビジネス向けの通訳ができるかを確認できる資格です。

仕事を依頼する際、依頼内容と通訳者がスキル的にマッチングしているかどうかを確認することができるため、通訳レベルの需要と供給のミスマッチを防ぐ目安となります。

通訳にとって実は資格より重要な2つのスキル

通訳の資格について解説しましたが、資格はあくまで通訳者の語学力をはかる目安として参考になるものといえます。

では、単に語学力が高ければよい通訳なのでしょうか?

もちろん語学力はあればあるほどよいですが、実は通訳者には語学力の証明ができる資格以上に重要なスキルが2つあります。

このスキルを身に着けているかどうかで、安心して依頼できるクオリティを持った通訳者かどうかが決まるといっても過言ではありません。

適正な通訳技術

その場にあった適正な通訳をすることができるかどうか、これは語学力とは別のもので、さまざまな種類の仕事をこなしていった結果身についていきます。

例えば、その時々に発生する細かいニュアンスをどれだけ的確に別の言語に置き換えて伝えることができるかという思考力や判断力、その場の空気やお国柄独特の表現をくみとって伝える力といった、資格や数値でははかることのできない技術のことをさします。

言葉をそのまま直訳するだけではスキルの高い通訳とは言えません。

特に、重要な決定をおこなうこともあるビジネスシーンにおいては、様々なシチュエーションに応じて柔軟に正しく通訳できてこそ、初めて良い通訳者であると言えるでしょう。

知識力と日々学んでいく努力

適正な訳をするためには、その分野についての専門知識は不可欠です。

通訳者の母国語が日本語だった場合、会話中に日本語でも分からない単語が出てきたとき、他の言語に通訳することはできるでしょうか?

残念ながら、母国語でも知らない単語を他の言語に訳すことはできません。

そのため通訳者は、常日頃から世界情勢や一般的な知識はもちろんのこと、自分が通訳をおこなう得意分野における新しい技術などについても、貪欲に学ぶ姿勢が重要になります。

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通訳に資格は必要ない?通訳に本当に必要な能力とはのまとめ

通訳に必要な資格や、資格以外に必要な能力についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?

一見職種として難易度が高そうな通訳に、公的な資格はないと知って驚かれた方もいるのではないでしょうか。

ただ、通訳に資格は不要とは言え、語学力や通訳の能力は初見ではなかなかわからないものなので、仕事を依頼してもらうための一つの判断材料とするために通訳者が積極的に取得する資格があるということです。

通訳に必要な能力とは何かのポイントは下記となります。

  • 通訳には必ずしも必要な公的な資格はないが、語学力を証明するために取得しておくとよい資格は3つある
  • 資格も大事だが、通訳者に本当に必要な能力は状況を読む判断力・正しく訳す知識力、そしてこれらを総合した考える力である

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Sano
翻訳・通訳サービスを展開するOCiETeでマーケティングを担当。「世界をシームレスにつなげる」の企業理念のもと、海外企業や外国人とのビジネスに必要な翻訳者・通訳者とのマッチング支援行っています。 翻訳・通訳依頼の基礎知識だけではなく、依頼前に知ってほしいポイントを伝えることをモットーに、情報発信しております。 また海外ビジネスに関するWebメディア「セカイノビジネス presented by オシエテ」の運営も兼務。